初見は楽しい

そういえば、文林中学校の音楽室、カーテンがなくて参りましたね(笑)。日が傾いてくると金管と木管楽器が暑さに負けて少しずつ移動して合奏体型がおかしなことになっていました(笑)。
冷房の効きが悪いという問題もあるのですが、そもそも論で考えると、そんな贅沢は言っていられません。中学校を借りられるだけでもありがたいんです。冷房がどうとか、日が差すなんて贅沢を言える状況じゃないんです(自戒の念)。
人間は段々状況に慣れて、感謝の気持ちを忘れがちですが、そういう気持ちをいつまでも持ち続けましょうね。
さて、みなさん合奏楽しいですか?私は是非みなさんに合奏を楽しんでもらいたいという一念で指揮をしています。
初見に追われてそれどころじゃない?
曲が難しくてそれどころじゃない?
まぁまぁ、最初はそんなもんですよ。でも昨日も飲み会でオーボエのTさんが「あたし初見好きなんです」と仰っていましたが、初見を楽しめるようになると合奏はグッと楽しくなります。
初見を楽しめるようになるには勿論ある程度の基礎力と経験が必要になります。
まずは「音階練習」これをどれくらいやってきたかが初見では大きな決め手になります。長調、短調それぞれ12調(短調は3種類ありますが)をどれくらいの時間をかけてさらったか?これが初見を楽しむポイントです。
とはいえ、それだけではダメなんですね。例えばちょっとリズムの込み入ったものなんかだと引っかかっちゃいますよね。昨日でいえば7番の1楽章2楽章なんてそんな感じでした。
色んなリズムをこなすにはやっぱり「経験」なんです。どれだけの楽譜をさらったか、何回初見でイヤな汗をかいたか?この辺なんです。
うちの楽団では初見演奏時はびっくりするくらいゆっくりやります。チェリビダッケも腰を抜かすくらいゆっくりやります。しかしそれでも初見初心者には大汗ものです。
でも、ある時そんな初見が「ゆっくりだなぁ」と感じる時がやってきます。そうしたらしめたもの、初見をやる楽しみにあなたは取り憑かれ始めています(笑)。
弾けなくても、吹けなくてもいいんです。要は「初見が楽しいかどうか?」なんです。私も指揮やトロンボーンの初見ではいっぱいイヤな汗をかきましたし、いっぱい恥もかきました。
でも初見大好きですよ。新しい楽譜を見る時にはいつもドキドキします。合コンに行く前のような感じさえします(例えが変か?)。
話しが変な方向に行く前に、基礎的なことですが、初見をする時は
1)タイトルと作者を確認する(基礎なんですが忘れる人意外に多し)
2)拍子を確認する
3)臨時記号を確認する(調を頭に入れる)
4)テンポと表情についてかかれたものを確認する
最低この4つをやれば何とかなります。
楽しめるか、楽しめないかは実は「気持ちの問題」だったりします。弾けなくても、吹けなくても死ぬわけではないし、「それでいいじゃない」っていっているわけですから、楽しまなきゃ損ですよ。
ね、そう思いません?

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

第2回練習

今週は昨日までに全部の準備をすませていたので、余裕を持って千駄木に向かったのですが、楽団員分の楽譜が重くってねぇ。みなさん早く楽譜受け取ってくださーい(ちょっと泣き)。
で、朝から何も食べていなかったので東京メトロ千駄木駅2番出口を出てすぐ右にある「毛家麺店」という前から気になっていた中華屋に入りました。担担麺が自慢のお店らしいのですが、今日の蒸し暑さといったら半端ではなかったので、汗だくになることを恐れて、豚バラチャーハンを頼みました。
私は北海道生まれで味付けは濃い方が好きなのでちょうど好みの味でした。来週は汗がひく時間くらい余裕を持っていって是非とも担担麺に挑戦してみようと思っています。
さて、12時半に学校で準備を始めたのですが、今週は人が少ないだろうな、と思っていた通り、今日は最終的には18人で先週の半分くらいでした。パートの埋まり具合によってはこれくらいでも練習にはなるのですが、寂しいは寂しいですよね。
今週初めて見学に来られた人は5人でした。これからも毎週見学者には最初に自己紹介をしてもらいます。でも、そう考えたら純粋に先週の生き残りは13人なんですね。1/3になっている…。たまたまだよね???
恐らく暫くはこうやって人の出入りがあって練習も落ち着かないと思いますが、この時期を乗り越えないと楽団て完全に成立しないんですね。
今日はまずコリオランから。やっぱり音が薄いので寂しい感じは否めませんが、今週初見の人の割合が低いので、曲想についても話してみましたが、なかなかみなさん反応が良くて前に立っているものとしては非常に気持ちがいいです。
ちょっと休憩を挟んでベートーヴェンの交響曲7番。これは流石にメインの曲だけあって、手強いです。8分の6拍子のところのリズムがもうめっちゃくちゃで、指揮棒を叩いてリズムをとるのすら一苦労でした(笑)。
この曲を「舞踏の神化」と読んだのはリヒャルト・ヴァーグナーだったようですが、実際に演奏してみてその事が身に染みたのではないでしょうか?練習し応えのあるいい曲です。流石ベートーヴェン。
30分ちょいの曲ですが、途中休憩を挟みながら約1時間かけてゆっくり通しました。流石にストレートに通りはしなかったし、通し終わったあとのみなさんの疲れ切った顔が印象的でした。
4楽章の最後が終わって小学生の団員が「無理!」とつぶやいたのですが、私はこの彼の言葉をわざわざみなさんに紹介しました。みなさん忘れないでください。2006年8月19日に初見をした7番を初めて演奏して「無理」と思ったのは彼だけではないはずです。
「おいおい、こんなレベルで大丈夫か?」と思った人もいたと思います。
でも、来年の5月には間違いなく演奏会を開いていますし、最後まで観客に聴いてもらって恥ずかしくないレベルまで仕上げます。私が約束します。この約束が本当かどうかを見届ける為に来年5月まで是非付き合ってください(笑)。
休憩を挟んで、モーツアルトの25番。この曲だけは先週よりも出来が良かったです。聞けば、ヴァイオリンはこの曲が最も練習しやすいのだそうな。本当は私はこの曲が好きなのですが、フルートとクラリネットがない編成なので、あまり時間をかけることが出来ません。でも弦奏者の為にはいい練習になりますから、続けていこうと思っています。
最後にハイドン・ヴァリエーションをやりましたが、これは時間がなかったので第2変奏までになりました。こちらは一転して管楽器のハーモニーの為にはいい練習になると思います。弦楽器奏者にはちょっと背伸びをしなくてはいけないくらい難しいですが(苦笑)。
とにかく今週も4時間15分みっちり練習をしました。
練習終わりの食事会には10人が参加してくれました。練習参加者の過半数というのは嬉しかったです。ミーティングでもお伝えしましたが、先に帰っても結構ですし、アルコールは飲まなくても結構ですから、是非楽団員と話しをして欲しいと思っています。
私1人になっても毎週やります(その場合は反省会ですね)ので、気軽に参加してくださいね。そして今日も23時まで飲んでしまいました。練習も飲みも長いねー(苦笑)。

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BPO第2回練習報告 2006年8月19日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 セッティング、音だし、楽譜配布
13:00 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
13:15 合奏開始
17:30 合奏終了
17:45 完全退館
18:00 食事会(希望者のみ、でも出来るだけ出てください)
練習参加者18名(うち食事会参加者10名)

ミーティングの連絡事項
・12時半より前の学校に着いた場合は、校門前でお待ちください。
・13時のミーティングは重要事項をお話ししますから出来る限り出席してください。

本日の練習曲
1)ベートーヴェン コリオラン序曲
2)ベートーヴェン 交響曲7番
3)モーツアルト交響曲25番
3)ブラームス ハイドンヴァリエーション

縁は奇なもの

今日は仕事も暇だったので、「市場調査」に出ました。市場調査といってもスーパーや百貨店の売り場を覗いてどんなものがいくらくらいで、どんな風に並んでいるか見て歩くだけで、ウィンドゥショッピングの好きな女性ならこれで給料がもらえるなら夢のような仕事なんです。
でも、私の場合はそうしたものを見て、それを印刷物にしてものを売らなくてはいけないので、売り場を歩いていても視線が鋭くて人相が悪いことこの上ないです(笑)。
百貨店に行く前に、楽譜の手配をして、名札を買って、明日の準備を万端整えました。仕事をさぼってですが、まぁ許される範囲でしょう(笑)。
でもって、東武百貨店の地下でお酒を見ていたら、どっかで見たことのある人が目の前に。なんとオーボエのKさんが立っていたのです。
先週初めて会った人だというのに、なんという奇遇でしょう。
人生はこれだから面白いんです。
1年前までまったく知らない赤の他人だったのに、先週からは知り合いです。
以前からお話ししている、楽団の三要素。楽譜、練習会場、楽団員のうち楽団員というのは本当に「縁」なんですね。
「宇宙に偶然はない」と言ったのは数学者のスピノザですが、我々が一つの楽団で出会うことになったのは、偶然ではないのかも知れません。
明日の練習でも多くの「初めまして」さんと出会うことになります。人生の縁を楽しむ為にも、1週早く仮入団したみなさんはあとから来た人に気軽に声をかけて緊張をといてあげてくださいね。

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考える練習

今日はベートーヴェンの交響曲7番の大判スコアを買ってきました。ポケットスコアは持っていたのですが、指揮をするにはやっぱり大判スコアです。
でも、ここだけの話し、一応来年の定演は暗譜で振ろうと思っています。
この1年3人の先生に指揮を教わったのですが、2人の先生が指揮は覚えるものだ、といっていたからです。楽譜を見ながら指揮をするのは大変なんです。元々指揮の技術は未熟なわけですから、せめて楽譜くらいはしっかり勉強していこうと思っています。
本当は練習を始める前に完璧に勉強しておかなくてはならなかったのですが、この曲をやると決まったのが先週ですから、これからの勉強を許してくださいね。
ポケットスコアを買うと前に解説が載っているじゃないですか。あれは最低限読んでおきますが、ポケットスコアと大判スコアを買うとお金かかります…(号泣)。
お金がかかるのは自分の為ですからいいのですが、時間がないのには泣かされます。今週7番を追加しますが、先週の3曲にプラスで4曲勉強しなくてはなりません。いま会社の行き帰りはスコアの勉強に充てています。昼休みも時間があれば読んでいますが、曲が多いのでなかなか満足に勉強出来ません。
うちの楽団も社会人が多いので、なかなか楽器を持って練習出来ないと思いますが、楽譜を読むのくらいは少し時間がいたら出来ると思いますので、ぜひやっておいてください。
今週は7番の初見大会をやりますが、徐々に本格的に練習に入っていきます。
この前指揮を教わった小林研一郎先生はとにかく生徒に質問をしていました。サッカーのオシム監督も同じようなことを言っていましたが、「考える」ということを忘れないでください。
考えなくても音楽は出来ますが、オーケストラで演奏するには考えなくてはなりません。頭を使って合奏しましょう。
そうすれば練習終わりのビールが美味しくなります。
私は練習でいっぱい質問をします。ボヤボヤしていると練習についてこられなくなります。是非とも集中して密度の濃い練習をしましょうね。

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名札

今日名札を作る為のインクを買ってきました。先週名札を作った殆どの人は名前が若干薄いです(ごめんなさい)。
練習で名札をつけている楽団てそれほど多くはないと思いますが、前の楽団のよいところはそのまま取り入れます。楽団員の名前って覚えるのが大変なんです。私のようにみんなのメールに目を通して、名札を作っていても暫くかかるわけですから、よほど記憶の達人でもない限り暫くは名前が分からないままの合奏になります。
私はどこの誰だか分からない人と合奏するのはイヤです。私が蔑みの意味で「楽団ジャンキー」と呼ぶ人種がいます。あちこちのアマオケの演奏会だけトラで乗って色んな曲をやることを生き甲斐にしている人です。
そういう人がいることは否定しません。そういう価値観もあるでしょう。人間的に低いと言うこともないとは思います。でも私はちょっと疑問があります。
合奏はチームワークです。スポーツと一緒です。チームワークが大切なんです。だからうちの楽団はパート名の入った名札をつけます。勿論学校との取り決めで身分証明証の意味もあるので、忘れた人は学校には入れません。
先週凄く嬉しかったのは飲み会でも名札をつけて名前を確認し合っていた人たちがいたことです。それこそがまさに私の意図することなんです。飲み会で仲良くなれば、来週の合奏は更に楽しくなるし、更に息が合ってきます。
名札には今後シールをつけていきます。
正式に入団して正団員になると「青いシールをつけます」。
1年経って評議員になると「赤いシールをつけます」。
これでその人が最近入った人なのか、ベテランなのか分かります。
更に、演奏会に1回出ることに☆のシールを差し上げます。名札をシールでいっぱいにしてください。
色んな楽団に行って色んな曲をやることよりも、うちの演奏会にいっぱい乗ったことが自慢になる。そういう楽団になりたいし、そういう楽団員が一人でも増えてくれればと思っています。

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楽団仕事

なんか次の土曜日が待ち遠しいやら、することいっぱいで時間がないやら(笑)。
一番時間がないのはスコアの読み込みです。私のように音符の読めない指揮者は楽譜を読むのに本当に時間がかかるんです(号泣)。
それなのにベートーヴェンの7番も勉強しなくちゃなんなくって正直ちょっと青ざめています(笑)。
えっと、7番の大判スコアを買って、名札を10個ほど追加して買わなくちゃなりません。家のプリンターのインクがなくなって名札が作れないので、インクを明日買ってこないとなりません。
楽団のお金を銀行に入金してこないとあっという間にうちの家計と区別が付かなくなってしまいます(号泣)。
明日は楽団の通信の発行日だし、日曜日のメルマガの原稿も書かなくちゃいけない。入団申請書を綴じるクリアファイルも買わないといけないし、入団申請書結構書き漏れがあるのでチェックして戻さなくちゃなりません。
ひえええええ、そう考えるとあと4日しかないというのは結構切迫しています。
こうやって歳取っていくんだろうな(遠い目)。
でも楽しいですよ、それもこれも含めて。だってあんなにいい楽団なんですもの。

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続・楽譜について

楽譜についてコメントを頂きましたので、私の考えとうちの楽団の方針を書いておきます。
まず、最初に私という人間を知って欲しいのですが、私は年金の未払い期間はありましたがそれはその頃は年金を払うのが義務だと知らなかったからです。年金の未払い期間でも私はNHK料金はきちんと払ってきました。
私は自分が利益を得たらその対価は払うべきだと考えている人間です。その点は最初に断っておきたいと思います。
さて、以下の文章は私の無知や不見識によるもので、必ずしも完璧な事実を述べているものではないし、用語も確認したものではないことも引き続きお断りしておきます。
アマチュアオーケストラをやる上で「著作権」に関わる点というのは3つあると思います。一つは「著作権の周辺の権利」で、これはうちの楽団の演奏会で入場料を得たり、エキストラやソリスト、指揮者に対してお金を払うなど、演奏会自体に利益が絡む場合、その演奏される音楽に対してお金を支払わなくてはならないというものだと思います。
ただし、うちのオケでは演奏会は入場無料です。ソリストやエキストラに報酬は出しません。ですから、演奏会自体をやることに関しては誰の権利も害さないと考えています。
次に作曲者や編曲者にかかるいわゆる「著作権」です。これは国際的に作者の死後60年経てば権利は消滅すると聞いていますので、簡単に言えば、死んでから60年経った作曲家の作品だけをやれば、問題ないはずです。
で、最後にご指摘を頂いた出版社の「版権」の部分ですが、これが私は調べ切れていないんですが、楽譜の版権がどこまで有効で、何年有効なのか調べてもよく分からないんです。
楽譜のコピーは絶対ダメ。みたいなサイトも多く見かけるのですが、実際はそんなこともなくて、例えば絶版になっている楽譜ならコピーしてもいいようです。購入しようとしても出版社の方で対応してくれない場合も認められるようです。
それに、日本語で言うところのコピーは対象になっても、写譜したものや切り貼りしたものに関してはどうなんでしょう?
パソコンに入力して作った楽譜は対象外のようです。楽譜の版権がいわゆる「版面権」であるならば、元の楽譜にボウイングを書き込めばそれはオリジナルになるのかも知れません。ブレスの位置や譜めくりの為の豆譜でも書き込めば逆にうちの楽団に「版権」が発生するかも知れません(出版出来ないのは分かっています)。
どなたでもこの点についてきちんと法律に基づいた知識をお持ちの方がいたら是非ご教授ください。
因みに私は「楽譜のコピー」と書きましたが、それが私の写譜したものであれば、問題ないわけです(よね?)。
お金を払いたくないわけではないです。他のアマオケがやっているからといって「違法な」コピーに無神経なわけでもありません。ただ、どうも一律にコピーが禁止されているようではないですし、その点については勉強中です。
手に入るならば出来るだけ楽譜は購入します。それが本当の音楽の姿だと私は思っているからです。

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楽譜について

流石に昨日の飲みが堪えて今日は沈没気味。
それでも、嫁の実家に遊びに行って、空いた時間に美容院に行って来ました。本当は昨日の第1回の練習はさっぱりした髪でやりたかったのですが、この1ヵ月何かと忙しくて行けませんでした。頭がふた周りほど小さくなりました(笑)。
来週見て笑ってやってください。
さて、昨日の練習である人に「シャープ系の楽譜はないんですか?」と聞かれました。確かに昨日練習したコリオラン序曲、モーツアルト交響曲25番、ハイドン・ヴァリエーションともにフラット系がメインの曲。
二つほどいいたいことがありまして、一つはフラットだろうがシャープだろうがそんなものに苦手意識を持っていてはオケの曲は出来ません。弦楽器奏者がシャープ系、管楽器奏者がフラット系の曲が得意なのは、その楽器の仕組み上仕方のないことです。
しかし管弦楽ですから、どちらの系の曲もやります。苦手があるのは練習が足りないからです。毎日短調と長調12ずつの音階繰り返し練習してください。
恐らく言った本人は何気ないつもりで仰ったんだと思いますから、私も根には持っていませんが、もう一つは「楽譜手配するの大変なんですが」ということです。
楽譜を手に入れるのにどれくらい大変で、みんなの分準備するのにどれくらい時間とお金と手間がかかっているのかご存じで言ったのか分かりませんが、「楽譜があることは当たり前」ではないんです。
私に、ではなく、「楽譜があることには」感謝して貰いたいものです。
そんなことが分からないで、「シャープ系の楽譜はないんですか?」と気軽に聞いて欲しくはありません。これが人間の出来ている(爆)私だからいいですが、普通の楽譜係にこんな事言ったらバックドロップ喰らっても文句は言えません。
やりたい曲があるなら自分で楽譜持ってきなさい(笑)!
今後これをうちのオケのスタンダードにします。
その一方で、クラリネットのSさんがブルッフのヴァイオリンコンチェルトの楽譜を持ってきてくれました。ソリストがいないので、当面出来ないですが、いつかソリストをどっかから引っ張ってきますので、必ずやりましょう。
Sさんありがとうございます。

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記念すべき第1回練習

本格的に楽団立ち上げの準備を始めたのは4月のことでした。それから4ヵ月。実は大した苦労もなく、今日の日を迎えられました。ほとんど文吹の団長のお陰なんです。
ということで、彼を名誉団員1号にします。私が決めました(パチパチ)!
さて、午前中に楽譜のコピーに行きました。凄いね8000円分もコピーしちゃいました。ヴァイオリンのパート分けとか事前に申告してもらわなかったので、ちょっと多めにしたんですが、今後も楽譜の管理には時間を取られるんでしょうね(苦笑)。
時間ギリギリになって20人くらい集合場所に集まってくれたのですが、実は私は30分前から待っていたんです。10分前になっても1人しか来てくれなかった時は少し焦りましたが、なんとか練習会場である文林中学校へ。
音楽室の使い方を文吹団長に教えてもらい、取りあえずは、楽団趣旨説明。うちの楽団は「100年続く楽団にします」と最初にぶち上げました。100年後にいまの団員は1人もいないと思いますが、今日私が説明してみなさんが理解してくれた理念を100年後も続けてもらっていたら私はそれだけで幸せです。
本来は評議員のみでやる選曲会議ですが、今日は来てくれたみなさんへの謝意として全員でやりました。メインの曲ベートーヴェンの交響曲7番になりました(あとでホルンから猛烈な抗議を受けましたが(爆))。
因みにホルンの抗議というのは「音域が高い」というもので、それは私も知っていました。しかしどの曲を選んでも必ずどこかのパートから苦情が来るんです。そこで私の考えた解決策。
うちの楽団は「全部やります」。スカパーみたいでしょ(笑)?みなさんがやりたいという曲はよほど編成に無理があるか(例えばマーラーやブルックナーは暫く無理)、以上に難易度の高いもの(特に初心者の多い弦に)以外はとにかく全部やります。
ベートーヴェンだって9番以外は(難しいのもありますが)全部やります。チャイコフスキーだってドヴォルジャークだって交響曲全部やります。そのうち。早いか遅いかだから我慢してください。
ということで、定演もヴィオラの女子大生のご希望で、彼女の誕生日に近い来年の5月19日を第一希望ということで決まりました。決まったのか?ホール取れるかどうかも分からないのに…。
イヤ、決まったんです。もうやります。次の週だともう1人のヴィオラの女子大生が参加出来ないそうで、彼女はこの楽団の設立に深く関わっているんです。彼女が出ないなら私も出ない(意味不明)。
なので、5月19日に死にものぐるいでホール取ります。乞うご期待。
このあとドタバタしながら楽譜を配り(私が段取り悪くてごめんなさい)。手伝ってくれたMさん、Kちゃん本当にありがとうね。前のオケからの仲間ですが、こういう時に本当に涙が出るほど嬉しいです。
音出しの時間を取っていると外は雷雨になっていました。なにやらただならぬ雰囲気でしたが、合奏時間がいよいよ来ました。
1番最初の曲を何にするか4ヵ月考えたのですが、やっぱりオーケストラをやる以上ベートーヴェンに敬意を表さざるを得ない。コリオラン序曲にしようと3週間前から決めていました。
最初の和音が鳴った時に吃驚しました。
私が思って、想像していたよりも遙かに音程がよく、「いい音色」が鳴っていました。しかもこのあと1回目の初見大会でゆっくりだったとはいえ、最後まで通っちゃったんです。
2度吃驚です。
この曲短いんですが、凄く密度が濃く、練習にはもってこいで、ステージ映えするので初日だというのにちょっと練習しちゃいました。管の充実度に比べてやっぱり弦が薄いですが、今日は実はヴァイオリンとチェロのお休みが結構多かったんです。
それにこれからも営業かけますんで大丈夫です。練習中も冗談で言ったんですが、この分だと「定演5月じゃなくて12月までに仕上がっちゃう」んですけど(笑)。
逆に「ちょっとこれではついていけない」という声も頂きました。確かに私が想定していたレベルよりは遙かに高いので、ちょっと難しいところですが、諦めずに練習に来てくれれば、今のオケの一員として来年はステージに乗れることは私が保証します。
その後、モーツアルトの交響曲25番。今年はモーツアルトイヤーですから、どうしてもやろうと思っていました。コリオランが案外出来たのに大して、モーツアルトには手こずりました。弦がメインだったせいもあると思いますが、この曲はまだ仕上げるつもりもないので、さらっと通して終わり。
最後はブラームスのハイドン・ヴァリエーションをやりました。これは難曲です。死ぬほど難しいわけではないのですが、指揮者にとっては変奏されていく曲をどう組み立てていくか、音楽的センスを問われますし、奏者にとっては譜面がベートーヴェンやモーツアルトとは違います。
合奏力や音楽センスが問われますが、1曲が短いので瞬発力も要求されます。
正統的なドイツ・オーストリアの作曲家3人を集めて記念すべき文京フィルハーモニック管弦楽団の1回目の練習を行いましたが、私自身久しぶりの指揮で頭から湯気が出ました。
そのあと予定通り食事会へ。これも文吹団長が仕切ってくれて、楽団員30人くらい入って貸し切りになる居酒屋を抑えてもらいました。今後この店がホームポジションになりますので、練習に来られなかった人は、あそこで合流しましょう。
で、結局18時から23時まで飲んじゃいました(爆)。
私の楽団ですから当然とはいえ、初日から飛ばしすぎです。でもこれも「100年続いていくんです」。練習だけではどうしても楽団員相互のコミュニケーションは取れません。合奏時間はお喋りの時間じゃないですから。
でも音楽は人間がするものです。それにうちの楽団は音楽性ではなく人間性で人を選びます(笑)。練習時間と同じくらい時間をかけて飲み、語らいましょう(勿論お酒の飲まない方も参加してください)。
とはいえ、これに懲りて来週参加者が激減しないか不安になりながら帰宅しました。
本当に今日は素晴らしい1日でした。これからが楽しみです。

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