プロとアマ

今日はコンマス「しましまヨッシー」とヴィオラのSさんの演奏会に行って来ました。私の前のオケの友人も何人かヴァイオリンで参加したんですが、残念なことにお客さん12人でした(号泣)。
音大生が殆どだったのですが、流石に上手な人もいましたし、お?と思う部分も多々ありました。うちのオケの2人はお世辞抜きに上手な演奏でした。上手なのは音大生として当たり前かも知れませんが、技術以上に音楽に没頭した本当にいい演奏でした。
皆さんはプロとアマの違いをご存じですか?プロというのはそれで収入を得て生活をしている人、アマはそうではない人。私は結婚式の司会でお金をもらったことがありますが、それで生活をしているわけではないので司会としてはアマチュア(笑)。
でも文章を書いてカタログやホント作ってお金をもらっているのでそっちの方はプロ。実は私はタダでは文章書かないんです(本当です)。私がタダで文章を書いているのは、このブログとMixiくらいなもんです(これも本当)。
因みに音大生はプロの卵ですが、まだそれで生活しているわけではないですから仮に上手だとしてもアマチュアなんです。プロ修業中とかセミプロとかは言えるかも知れませんがね。
みんながみんな上手だとは限らないし、そもそも音楽家はプロになったからといって何かが完成するわけじゃないですよね。ずっと練習し続けなくてはいけないし、ずっと進化し続けなければプロの演奏者としては生きていけないんです。
今もそうかどうか分かりませんが、世界一上手いアマチュアはウィーンフィルだ」という言葉をご存じですか?彼はウィーン国立歌劇場の奏者として給料をもらっていてウィーンフィルとしては無給だとかで、そういう言い方をしていたんだと思いますが、それが本当かどうかは残念ながら私は確認していません。
何がいいたいかというと、音楽なんて因果な芸術に関わっちゃったばかりに、一生勉強し続けなくてはいけない。一生練習しなくてはいけない。これはプロでもアマでも一緒。
その人にお金を払ってもいいという人が現れたらその人は「プロ」になれる。それだけのことなんです。音楽家としての目線は常に一緒。つまりは「昨日の自分をどう乗り越えるか」これの繰り返しなんですね。
今日の演奏会も大変いい勉強になりました。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。