初心忘るるべからず

明日東京文化会館でマーラーの2番を聴いてきます。勿論アマオケです。学習院の管弦楽部なんですが、アマオケの中でも学生オケの音って吹奏楽に近いと私は感じています。良く言えば勢いがある。悪くいえばお行儀が良すぎる。
社会人のアマオケはレベルの差もあるし、演奏もどっかで破綻しかかったりしてスリルとサスペンスだったりするのが楽しいです。
大学オケの場合、必死感や緊張感は良く伝わってきます。そらそうですよね。毎年卒業していく人がいる。毎年入ってくる人がいる。甲子園感覚というか、定期演奏会が大きな区切りって感じが良く伝わってくるのが大学オケの醍醐味ですよね。
うちのオケ、同じメンバーで何年もやりたいと思う一方で、新しい人が入ってきて欲しいとも思います。その意味では多分私なんかが意図しなくても自然に人の出入りって出来ちゃうと思うんですが、私が気をつけなくちゃ行けないのは「仲がよいのと、内輪感の線引き」だと思うんです。
仲の悪い楽団てあるようで、管と弦で打ち上げの飲む場所が違うとか団内で選曲とかの勢力争いをしているアマオケも意外と多いようです。その逆に完全にメンバーが固定化されていて、新しい人が入りにくいオケも、特に小さな編成のオケに多いそうです。
うちは仲の良い楽団であることは勿論ですが、内輪受けの新しい人が入りにくい雰囲気の楽団には絶対にしたくないと思っています。
ありがたいことに今週も見学者が来てくれます。見学にくる方の気持ち、うちの楽団員なら分かりますよね?ドキドキワクワクして不安と期待が混ざったあの気持ちを忘れていないですよね?
見学の方が早く馴染めるようにみんなで暖かくおもてなししましょうね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。