第30回練習報告

うちのオーケストラの練習も30回目になりました。練習29回参加の方がいてくれるのが何よりの自慢です。今日で正団員40人になりました。今年の私の目標は正団員が50人になる、というのがあります。本当は「今年」ではなくて、第1回の定期演奏会まで、という思いはあったのですが、これは達成できそうもありません。
今日の練習でお話ししましたが、オーケストラの編成は弦楽器の人数を基準に16型とか14型とか言います。テレビやパソコンのモニターではありません(笑)。
16型はファーストヴァイオリン16人、セカンドヴァイオリン14人、ヴィオラ12人、チェロ10人、コントラバス8人で弦楽器60人。
14型は同様にファーストヴァイオリンを14人に各パート2人ずつ減って50人。
私はここまで大きな編成は目標にしていなくって、一応12型で弦楽器40人、これに管打楽器の定員が、現在22人。トロンボーンが入ると25人。合わせて75人のメンバーがうちの正団員になってくれることを目指しています(因に弦楽器の定員は休む人がいる事を考慮してもう少し多いです)。
幸い今日はコントラバスが練習に来てくれました。オーケストラの格言で、「コントラバスがないオーケストラなら、コントラバスだけのオーケストラの方がましだ」というのがありますが、本当にこの楽器がいるのといないのとでは音の厚みが全然違います。
編成の方は3月中に確定すると思いますので、あとは演奏会に向けて集中しましょう。
さて、今日の練習ではコリオランを超速でやってみました。私はたまにこういう事をやるのですが、意図が分かりますか?単にふざけているのではないのです。
一つは皆さんの頭の中にテンポが固まる事が怖いんです。テンポが固まると演奏が通り一遍になり緊張感がなくなるんです。
それともう一つ。普段やっているテンポより速くやる事で、縦の線が揃っているのか確認できます。本当にテンポに乗れているのか、リズムは正確なのか、休符や付点は正しくとれているのか?この辺がチェックできます。
案の定いい加減にやっているところが露呈しました(笑)。今度はそこをつぶしていきましょう。
逆にゆっくりのテンポでやる事もあります。フレージングと音程のチェックになります。
そして、今日皆さんにお伝えしたのはやっぱりうちの演奏は「色気がない」という事です。パンツの脱ぎ方の話を何回かしましたが、本番の演奏でお客さんに聞いてもらうには、技術が必要です。
でも、うちの楽団の技術ではお客さんに聞いてもらう程の物はありません。であれば、あとは熱意を伝えるしかないんです。その熱意をもっともよく伝えるものが緊張感(いい意味の)と色気なんです。
音楽家は大抵色気を持っています。後世に残った名曲は大抵色気たっぷりです。しかしそれを四角四面に演奏したんでは色気は伝わりません。
残り5週間、本番で如何に演奏するか?という事をテーマにがんばりましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第30回練習報告 2007年03月24日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 弦練開始(管楽器の方は13時過ぎに到着するようにしてください)
13:10 コンチェルタンテ(オーボエとホルン奏者は時間前に来てください)
14:40 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
15:00 合奏開始(順番は未定)
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者27名(うち食事会参加者8名)

ミーティングの連絡事項
・演奏会費を集めます。支払いは4月28日までにお願いします。これを過ぎると演奏会に『絶対に』のせません(笑)。
・演奏会フライヤー挟み込みに協力お願いしますね。
・4月7日に第2回演奏会の選曲会議を行います。一発勝負ですから、ぜひ参加してください。
・演奏会の服装は、男性は黒服に白ワイシャツ、黒蝶ネクタイです。女性は上下黒黒で、袖はついているものを着てください。
・通信は必ず読んでください。楽団からのメールには必ず目を通してください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト コンチェルタンテ
2)ベートーヴェン コリオラン序曲
3)ベートーヴェン 交響曲7番
4)アンコール曲

のびのびと演奏しましょう。好き勝手にという事ではなくて、窮屈に考えないで演奏してみましょう。by音楽監督