見た目は凄く大切

今日は演奏会の時に使う「譜面隠し」を発注しました。初めてオーケストラの演奏会に乗る人は「譜面隠し」とは何のこっちゃと思うかもしれませんが、譜面台に敷く下敷きみたいなもので、要は皆さんの譜面がお客さんから見えないようにするものです。
なんでそんなものがあるの?と思うかもしれませんが、ステージ上では「見た目」というのは凄く大切なんです。
オーケストラの団員が揃って燕尾服を着てステージに乗るのは、もちろん歴史的な意味もあるのですが、見た目が揃っている方が美しく上手に見えるからだという事もあると思います。
譜面隠しもその一つです。私が練習の時に譜面台の高さを揃えて、というのも一緒です。見た目はなるべく揃っている方がいい。音色的な意味もありますが、弦楽器のボウイングも同様ですね。
はっきり言えば、うちの演奏は揃ってはいません。むしろバラバラ(笑)。であれば、なるべく揃っているように印象づけられるようにしましょう。
男性の服装は、黒いスーツです。いいですか、黒ですよ。紺やグレーは駄目です。一人違うとみんながバラバラの印象を与えてしまいます。女性も黒いブラウスに黒いスカートまたは黒いパンツ。ワンピースでもかまいませんが、必ず袖のあるもの、スカートは膝より下のもの(出来れば足首まで隠れるもの)が好ましいです。
私は本来はドレスコードなんてつまらないと考える人間ですが、こういう事も全部ステージの上では「音楽の要素」の一つだと考えています。
文吹団長がよく「ビジュアル系」と言っていますが、これは少なくともステージの上では当たり前の事なんです。
あ、付け加えておきますが、ステージに出たら「猫背」には気をつけてください。猫背の奏者って「本当に下手くそそうに見えます」から。ステージに出たら、堂々と背筋を伸ばして、胸を張って顎を引いてください。
それだけでも全然違って見えますよ。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

人に歴史あり

我々が挑戦しているベートーヴェンの交響曲7番は作品番号92、コリオランは作品番号62。
最近私は自分の勉強不足を悔やんでいるのですが、やっぱり作品の理解には、それまでの作品を勉強し尽くす事が必要なんだと思っています。少なくとも交響曲7番を演奏し、理解するのであれば、1番から7番までの交響曲は研究しなくてはいけないでしょうし、本来なら、それまでの91曲全部知らないと作品92は理解できないんだと思います。
作曲家が刻んできた歴史はその作品です。1番目の曲から順番に作曲家として熟練し、人間として経験を積み、年齢を重ね、そして作品は徐々に厚みを増していくのだと思います。
92番目の曲は当然1番目から91番目の曲の何らかの経験が反映されているはずなのです。であるならば、そのすべてを知る事は絶対条件なのだと私は思います。
そして、ベートーヴェンの曲を理解する上では、その先達の作品も下地にはあるわけで、バッハや、ベートーヴェンの師匠であったハイドンや、モーツアルトの作品を全部知った上でのベートーヴェンなんです。
とはいえね、そんだけCDを買うのもしんどいし、曲の理解という意味ではスコアも必要だし、お金どんだけあっても足りないよなぁ。
でも、いきなり完璧を目指すのではなく、少しずつ出来るところからやっていきましょう。あ、私か(苦笑)。

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step by step

フライヤーの配布が始まって1ヶ月になりますが、その間見学者の希望はたったの1人。う~ん。以前にも書きましたが、今回の1万8000枚のフライヤーでの入団希望者の目標は20人だったのですが、厳しいですね。
一応管打楽器は24日で募集を締め切り、弦楽器も31日でいったん閉めてしまいます。
まぁ、私の経験上演奏会が終わると、また応募があるでしょうし、何よりのリクルート活動は演奏会なんです。演奏会に行くとその楽団のレベルも分かるし、来ている観客を見れば楽団の雰囲気も分かるんです。
その為にもいい演奏会にしましょうね。
今日は目黒駅で2店舗楽器屋さんと音楽教室にフライヤーを置かせてもらいました。少しずつでもいいので、いろんなところに配布して認知度アップに努めましょう。以前にも書きましたが、私は常にフライヤ-100枚以上は持って歩いています。皆さんもちょっとした時間に交渉してみてくださいね。
先週のミーティングで話しましたが、3月と4月で1回ずつ管の分奏を行います。弦練習の代わりの時間で行います。3月は31日に行いますので、管楽器の方は準備しておいてください。
ティンパニについては文吹の団長と交渉中ですが多分近日中に4月の練習スケジュールと一緒に決まると思います。
とにかく3月中には演奏会までのほとんどの事が決まりますので、皆さんは自分の楽器に、音楽に集中してくださいね。

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いつもの備忘録

今日撮影立ち会いの合間に、演奏会に向けての準備をいろいろしました(仕事しろよ(笑))。
まず、演奏会のプログラムのコンテンツを作りました。原稿も今月中に作ってしまうつもりです。
あと、演奏会のステージの配置も決めました。ビデオカメラの位置も決めました。来月頭にステージ打ち合わせがありますので、その時にコンセントの位置と合わせて確認しておきます。
当日の進行表も粗粗ですが作りました。スタッフの人数も決めましたので、あとは依頼するのみです。
エキストラもヴィオラとコントラバスはほとんど手配が終わりました。あと、ファゴットと場合によってはトランペットですが、トランペットは文吹にお願いする予定です。どちらにしても今月中には出演人数は確定すると思います。
あと、演奏会用の小物が必要なのと、本番の時にティンパニを借りなくてはいけないので、その辺もコマコマとありますが、少しずつ準備していきますね。

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文吹の演奏会

今日は文吹の演奏会でした。まだうちの演奏会1回もやっていないのに、文吹の演奏会は2回もお手伝いしています(私個人的には3回目ですが)。今日手伝ってくれたスタッフの皆さんありがとうございます。そして、演奏会に足を運んでくれた方にも感謝します。
私は前の楽団の時から文吹団長と一緒にやっていますが、500人もお客さんが入ったのは初めてです。アンケートが320枚も返って来たんですよ!これって凄い事です。文吹の演奏会が如何に楽しかったか、如何に文吹が愛されているかの証拠だと思います。
うちの楽団も目指すべきところは一緒です。
確かに今回の演奏会はあり得ないくらいトラブルばっかりでしたが、それが却ってステージの熱気となって伝わったんだと私は思っています。それにちょっと乱暴に言えば、アマチュアの演奏なんてしょせん上手下手と言ってもそれはドングリの背比べなんだと思います。
であれば、技術だけを追い求めるのではなく、お客さんに楽しんでもらえる事、演奏者が楽しい方が私はあるべき姿なんだと思っています。
そして、私たちの演奏会の時は文吹に手伝ってもらいます。以前も書きましたが、演奏会は絶対に楽団員だけでは出来ないんです。その事は絶対に忘れないでください。文吹がなければうちの楽団は存在すらしていないんですから。
さぁ、文吹の演奏会が終わったので次は我々の番です。ラストスパートかけますよ!

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第29回練習報告

本番まであと50日を切りました。明日の文吹の演奏会が終われば、我々もラストスパートです。
コリオラン序曲とコンチェルタンテはこの時期にしてはいいところまで仕上がっていると思います。もっともコンチェルタンテはソリストと合わせていないので、仕上がっているとは言えないのですが、オケのパートだけであれば結構いい仕上がりです。問題はソリストのスピードについていけるか?だと思います。
それに比べるとやっぱり7番は強敵ですね。ベートーヴェン恐るべし!です。そらぁそうなんです。敵は楽聖ベートーヴェンですよ!この曲には世界中の人が300年も取り組んでいるんです。
我々のようなアマチュアが半年やそこらの練習で出来るようになるわけがないんですよ。うちのオケに見学に来て「ちゃんと弾けないんで」と謙遜する方が結構いるんですが、揚げ足を取るつもりはないんですが「そんなの当たり前」なんですよ。
プロだって毎日練習しているんです。それでも死ぬまでに自分が満足できる演奏なんか数回しか出来ないわけです。アマチュアが「ちゃんと弾ける」なんて烏滸がましいにもほどがあるんです。
我々はもっと謙虚になり、もっと真摯に練習に取り組む必要があると私は思っています(足りないというんでなくて、初心忘れるべからずという意味です)。
時間は限られていますから、集中して練習しましょうね!
もう一回書いておきます。私がずっと言い続けている事です。
1)音階練習しましょう!
2)メトロノームかけて練習しましょう!
この2つだけです。信じるものは救われますよ。

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BPO第29回練習報告 2007年03月17日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 弦練開始(管楽器の方は13時過ぎに到着するようにしてください)
13:40 コンチェルタンテ(オーボエとホルン奏者は時間前に来てください)
14:40 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
15:00 合奏開始(順番は未定)
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者21名(うち食事会参加者15名)

ミーティングの連絡事項
・演奏会費を集めます。支払いは4月28日までにお願いします。これを過ぎると演奏会に『絶対に』のせません(笑)。
・演奏会フライヤー挟み込みに協力お願いしますね。
・4月7日に第2回演奏会の選曲会議を行います。一発勝負ですから、ぜひ参加してください。
・演奏会の服装は、男性は黒服に白ワイシャツ、黒蝶ネクタイです。女性は上下黒黒で、袖はついているものを着てください。
・通信は必ず読んでください。楽団からのメールには必ず目を通してください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト コンチェルタンテ
2)ベートーヴェン コリオラン序曲
3)ベートーヴェン 交響曲7番
4)アンコール曲

演奏会に向かって演奏も随分と仕上がってきました。本番で求められるのは「集中力と体力」です。音楽以外でも練習というのは出来ますよ。by音楽監督

音源アップ!

以前書いた練習の時の合奏を録音したものですが、Yahoo!グループにブリーフケース機能があるので、そこにアップする事にします。今週は人数少なめのようですが、テストで録音して、どのくらいの音質で録るとどれくらいに聞こえるのか試してみようと思います。
これならメンバーしか聞けませんしね。数人携帯で登録している人がいるんですが、早く自宅でPC使える環境にしてくださいね(笑)。
演奏会まであと50日です。私はこういうカウントダウン大好きなんですよ(笑)。社会人になると学生の時のように試験とか終業式とかクラス替えとかの区切りがないじゃないですか。ずっと永遠に走り続けるマラソンみたいなもんで気分転換をしないと辛いと思うんです。
その点こういう「演奏会」のような明確な目標があるとそこに向かって頑張れるんですよね♪
あと50日とは言っていますが、私の経験上こんなのはあっという間に来ちゃいます。本当です。まぁ、私がそれなりに年齢を重ねているせいもあるのかもしれませんが(笑)、みんな大なり小なり一緒です。
文吹の演奏会が終わったら4月の練習状況も決まるので、あとは1回1回の練習をしっかりみっちりやりましょう。焦らずにね。

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悩ましきはエキストラ

うちのオケは楽団員を大切にしたいと思っています。特に練習に出てくる楽団員は絶対に大切にします。逆に理由はいろいろあると思いますが、あまり練習に来ない楽団員は「普通」(笑)の扱いです。
楽団員の演奏会参加については9日に締め切りました。ファゴットに1名の欠員があり、トランペットが一人行方不明。コントラバスが0人で、ヴィオラが一番少ない時で1人になりました。
足りないパートはエキストラでというのがアマオケの常道ですが、私はあんまりエキストラ呼びたくないんです。一つはエキストラを呼ぶオケはこの狭い東京のアマオケ界ではすぐに有名になります。
「あのオケはトラ呼ぶから」という事で楽団員として定着してもらえなくなるのが私としては嫌なんです。圧倒的に少ないヴィオラとコントラバスはどのアマオケでも取り合いだと思いますが、じゃあ、そういう希少パートが重要で、ヴァイオリンやフルートみたいにそれこそ、掃いて捨てるほどいる(失礼)パート員は大切にされないという現状がいいと思いますか?
私はそう思いません。
ヴァイオリンもトロンボーンもヴィオラもファゴットも1人は1人。オケのパートとしての重要度には違いがありますが、人間としては同じ価値ですし、少なくともうちのオケではそう扱いたいと思います。
とはいえ、では現状のままコントラバスがないままで演奏会をするのか?と聞かれたらこればっかりは縁なので、何ともいえませんが、最終的にはゼロで本番を迎える可能性は「アリ」ます。
うちの楽団員はほとんどネットで集めましたが、エキストラをネットで集める事は絶対にしません。多分そうすればすぐに人数は集まると思いますが、本番だけ乗りたがる楽団ジャンキーを相手にするほど落ちぶれちゃいないし、へたくそな楽団ではありますが、貧しい音楽はしていないという自負心もあります。
エキストラを呼ぶ事がそんなに悪い事だとは思っていませんし、実際は数人お手伝いを要請する事になります。ここで私がいいたいのは、いくら足りなくて困っているからといって、「人間性を大切にするオーケストラ」とうたっているうちのオケで、エキストラだけは例外という事はしたくないという事です。
少なくともエキストラは楽団員の知り合いの人という縛りは設けたいと思っています。

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メンテナンス

先週の練習でお話ししましたが、演奏会2ヶ月前のこの時期に楽器のメンテナンスに出す事を私はお進めします。
皆さんはどれくらいの間隔で楽器のメンテナンスしていますか?アマチュアですからそんなに神経質になる事もない?
そんな事はありません!アマチュアだからこそ自分の身体に合った楽器を使い、それをきちんとメンテナンスする事で効率的に上達できるんです。楽器の手入れを疎かにしている人は絶対に上達しません。
これはもちろん演奏時間にも比例するので一概にはいえませんが、弦楽器奏者は最低1年に一回、出来れば半年に一回は楽器のメンテナンスをするのがいいと思いますし、演奏会2ヶ月くらい前に弦と弓の毛の張り替えをしておくと、ちょうど演奏会の頃に馴染んでくるように思います(しつこいようですが個人差があります)。
管楽器奏者はそれぞれの楽器によって違うと思います。私のトロンボーンという楽器はそれほど手のかからないやつなので、いいのですが、ほかの管楽器の方も必ずメンテナンスに出すようにしましょう。
因に演奏会間近にメンテナンスに出すのは逆効果です。人間が馴染めない場合もありますし、せっかく馴れ親しんだ楽器の感覚を取り戻しきれない場合があるからです。もし間近に出す事になったら、そのあと相当程度楽器に触って馴染ませる必要があります。それが出来ない場合は逆効果になりますのでご注意くださいませ。

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