インテンダント

不勉強な私は知らなかったのですが、歌劇場やオーケストラにはインテンダントと呼ばれる「支配人」が存在するんですね。
支配人が音楽監督を指名したりする事もあるそうですし、指揮者自らがインテンダントなところもあるようです。主に歌劇場が多いようですが、オーケストラにも役職があるところもあります。調べてみると音楽祭の総監督なんかもインテンダントと呼ばれるようです。
私は役職とか肩書きというのはあまり好きな人間ではないので、この楽団では団長とか楽団長とは名乗っていません。私が作った楽団なのでそう名乗ってもいいとは思うのですが、そう呼ばれたいから作ったわけではないんです。
私がやりたかったのは、私の信じる音楽のあり方を、そのあり方に賛同してくれる仲間と作り上げる事です。または、一緒にやり方を模索してくれる仲間を集める事です。
その意味では音楽監督でなくてもいいんです。そういう指揮者をよそから連れて来るのもインテンダントの役目のようですから、インテンダントでもいいんです。
何故プロの組織にインテンダントが必要かと言うと、それは「利益」の為なんだと思います。効率的な楽団運営をして、人気の指揮者を読んで、多くのお客さんにチケットを買ってもらう。
アマオケにそういう人必要なんでしょうか?
私は必要だと思います。アマオケこそきちんとしたコンセプトが必要で、その為にはノウハウを持ったマネージャーが必要なんです。
私にその資質があるとは思っていないし、自分の得意分野だとも思っていないんですが、このオケで私が何をしたいかと言えばそういうことなんだ、ということです。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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