ニューイヤーコンサート

今日、来年のニューイヤーコンサートの会場の仮押さえが済みました。
来年なんて早いなぁ、と思われるかもしれませんが、都内の演奏会場取りは1年前からが常識ですし、ミューザ川崎のような超一流の会場では18ヶ月前に会場を押さえなくてはならないくらいですから、1年前というのは決して早いわけではないんです。
さて、来年の1月、文京フィルハーモニック管弦楽団はニューイヤーコンサートを行います。そうです、毎年ウィーンフィルがやっているあのニューイヤーコンサートをウィーンに行かなくても見ることが出来るお得な企画です(笑)。
これから1年間はうちの楽団のセカンドヴァイオリンとヴィオラ奏者はずっと「あとうち」の練習になります(ホルンもあるけど、ホルンは美味しいところもあるからね)。ある種修行になりますが、こういうことも楽団としては必要ですよ。
観客の皆様に取りましては、アンコールの「あの」曲もありますから、ぜひお楽しみにね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

楽団員心得その3

今年は不言実行「喋る暇があるなら音を出す」というのを実践してみませんか?
ここ数日書いているように、うちの楽団員は合奏初心者や楽器初心者が多いんですが、すぐに「こんなの出来ない」「この曲きらい」「ここは難しい」と言うんですね。
言う暇あったら練習しましょう。
こういう口うるさいこと、私だって言いたくないんですが、この楽団が更にレベルアップする為には多少耳に痛いことも言わなくてはいけないと思っています。
もう一度おさらいしましょう。
1)とにかく練習に来る
2)とにかくいいわけをせずポジティブに練習する
3)とにかく音を出す
この3つを実践してくれれば、来年の今頃には絶対に楽器が上達しています。私が請け合います。
ところで、とにかくって「兎に角」と書くと思うんですが、どう意味なんでしょうね(笑)?

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楽団員心得その2

人間てネガティブなことを考えると、その時点で脳の働き止まっちゃうんですって。だからイメージトレーニングというのは有効な練習方法だし、出来るからやってみようと思うことが先ず出来ることの第一歩なんだそうです。
うちの楽団は大人になってから楽器を始めた人が多く、そういう人は大抵、意味のないプライドばっかり高くて、恥をかかないように最初っから出来ないと決めつけ、出来ないいいわけばっかり考えているんです。
そんなんで出来るようになるわけないじゃん。
私は一昨年大学院で「才能教育論」と言う単位を取りました。音楽の練習は反復練習ですが、それは筋肉の反復練習ではなく、脳の反復練習なんです(力を必要とするもの以外は)。
その意味では最初に必要なのは「自分がどうなりたいか」のイメージなんです。
ちなみに以前にも書きましたが、「才能」というのは特別な能力ではなくて、「好きになること」を「才能」と呼ぶのだそうです。好きになれば、練習に励めるようになり、練習に励めば出来るようになり、出来るようになれば楽しくなる、という好循環になり、これが即ち才能なんです。
出来ないいいわけなんか考えるだけ無駄だし、そんなこと考えるなら最初からやらない方がましです。
難しい曲があれば、出来るようになるか自分との勝負です。その勝負を楽しめるかどうか、なんです。学校の勉強でも、会社の仕事でもないんです。それで何か人生が変わったりするわけではないので、そこに挑んでいく気持ちを楽しむんです。
ちなみに「きらいだ」とか「嫌だ」とかいうネガティブな気持ちも、脳が萎縮して人間の行動を制限します。「嫌だ」と言って私がやめるとでも思っていますか?私が誰かに選択肢を与えたのなら「嫌だ」というのもアリでしょう(笑)。
でも、そうではないのですから、「嫌だ」とか「苦手だ」と思うことも意味がないし、ましてそれを口に出して自分は盛り上がりますか?周りの人の雰囲気は良くなりますか?
盛り上がらないなら、そういうこというのやめませんか?周りの雰囲気悪くなるようなこというのやめませんか?
笑いながら「出来ね~」と言える楽団員であってほしいと思います。

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楽団員心得

09年の文京フィルハーモニック管弦楽団員の目標は「1回でも多く練習に出る」ということにさせてください。
うちの楽団はアマチュアオーケストラ界のかなり非常識な存在だと思いますが、出席を強制しないところはその真骨頂だと思います。
勿論私だってポンコツとだとはいえ指揮者の端くれですから、少しでも効果的な練習をして少しでもいい音楽をしたいと思っています。しかし、社会人主体のオーケストラですから、どうしても毎回出て来れない楽団員がいます。
うちの楽団はそれを「まぁいいじゃない」と許しているわけですが、本音を言えば毎回出席を義務化したいくらいなんです(本当です)。でも、それでは楽団員3人くらいになっちゃうんですね(本当です)。
努力目標として、とにかく「1回でも多く練習に来る」、「練習に来ることが楽団への貢献」、「練習に来ないことが一番楽団に迷惑がかかる」ということを肝に銘じて、これからの楽団活動を続けてほしいと思います。
下手くそだっていいんですよ。継続は力なり。練習に来てね。

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ハイドンの交響曲45番「告別」

昨日のウィーンフィルのニューイヤーコンサートで、ハイドンの交響曲45番「告別」の4楽章をやりましたが、ご覧になりましたか?
実は私も映像を見るのは初めてだったのですが、ウィーンフィルはなかなか面白い演出をしてくれました。
この曲は元々、4楽章で段々楽器が少なくなって、最後はヴァイオリン奏者2人だけになるという、視覚的にも大変ユニークな交響曲なのですが、ウィーンフィルは退場する奏者に小芝居をしてもらっていました。
半年以上前にこの曲を今年の5月の演奏会でやると決めた、私の選曲センスもまんざらじゃないと思いませんか(我田引水)?うちの楽団がどういう「告別」を見せるか、ぜひ5月の演奏会は実際にご覧頂きたいと思いますし、楽しみにしていただきたいと思います。
ちょっと迷っているのが、ウィーンフィルがファーストヴァイオリン4プルトか5プルといたのですが、うちは2プルト、多くても3プルトの予定。その方がハイドンぽいと思うんだけどなぁ。
今日は、楽団の恒例行事である、根津神社への初詣をしてきました。今年は4人と少なかったのですが、私は楽団が続く限り「いい楽団員が入ってきてくれますようにと、楽団のファンが増えますようにと、楽団員とその家族が健康で平和な一年を過ごせますように」と願い続けるつもりです。
今年も楽団が発展しますように。

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ニューイヤーコンサート

新年あけましておめでとうございます。今年も文京フィルハーモニック管弦楽団をよろしくお願いします。
さて、ニューイヤーコンサート、ご覧になったでしょうか?恐らく今年はうちの楽団員は目を皿のようにして見ていたことだと思いますが、うちの楽団も来年はニューイヤーコンサートを計画しています。
毎年春の定期演奏会はクラシックの保守本流ともいうべきプログラムで、冬の定期演奏会は「色物」というわけではないですが、クラシックをあまり聴かない方にも楽しんでいただけるようなプログラムをしてきたいと考えています。
実は、今日のニューイヤーコンサートは裏の「相棒」を見ていた関係で録画しており、まだ見ていないのですが、バレンボイムの指揮はどんな感じだったでしょうか?
毎年このコンサートは指揮者によって感じがまったく違うのが非常に面白い点だと思っています。演奏するウィーンフィルはほぼ同じメンバーなのに、指揮者が変わるだけで雰囲気が違う。
「指揮者って何をしているんですか?」という質問をよく受けますが、このコンサートを毎年見てもらうとその辺の理解の一助になるかもしれませんね。
お正月のテレビ番組と言うと、どれもお正月らしさがなく、結局かくし芸とニューイヤーコンサートくらいしかないのではないでしょうか?
私も明日遅まきながら録画を見て新春気分に浸りたいと思います。

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