言葉と音楽の共通点

突然ですが、日本語以外の言語、何が出来ますか?
私は言語学を勉強しており、英語で大学を出た人間ですが、英語は殆ど出来ません(号泣)。
それでも、大学を出て20年、言語学や異文化コミュニケーションなどの勉強は続けていますし、毎週NHKのテレビ語学講座で、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、中国語、ロシア語、韓国語と勉強をしています。
最近、今更ながら気がついたことがあります。
よく、「字幕なしで映画が観たい」と言って英語を勉強する人がいますが、私の経験上、英語の映画を200本見ても、300本見ても、仮に字幕を全く無視してみたとしても英語は出来るようにはなりませんし、分かるようにもなりません。
英語が出来る、分かるようになるには、聞いたり読んだりと言う受動的な活動よりも、話したり書いたりという能動的活動が必要不可欠なんです。
実は私はテレビの語学講座、黙ってずっと見ていたんです。初歩の初歩レベルであればある程度進歩がありますが、毎年それ以上は上達しません。
それが、最近テレビを見ながら、ブツブツつぶやくようにしてみると、今までよりもずっと理解度が深くなったのです。
これって音楽と一緒だと思いませんか?ていうか、その点に今更気がついたんです。
音楽も楽譜を見つめたり、楽典の勉強だけしていても上達しません。
とにかくドンドンドンドン音を出さないと上達しません。
楽団の練習中に、出来ないからといって楽器をおいていては上達しません。
とにかく音を出す。能動的に音を出す。
これは言葉と一緒です。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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