つらいけど楽しい

今日の練習で、3年振りにトロンボーンを吹きました。
私は元々トロンボーン吹きです。そこから指揮者になったとはいえトロンボーンの楽しさを忘れたわけではありません。
ようやく本格的にトロンボーンのある曲がレパートリーに入って来たのでパート練習の間だけでも吹くことにしました。
3年振りなので音が出ないのは仕方ないにしても、楽譜は読めるのに手が反応しないのに自分でもびっくりしました。頭ではAと分かっているのに手は何故かAsを吹いてしまっている(号泣)。
しかも、ほかの楽器と音が重なってくると自分がどこの倍音を吹いているか分からない(号泣)。
さらに初見の楽譜で数え間違うし、リズムとり間違うし、もうしっちゃかめっちゃか。
でもね、やっぱり楽器は楽しいですよ。特に初見演奏で、なんだか分からないけど悶絶しながら楽譜に食らいついていくのは、プライドはズタズタになりますが、それでも楽しいですよ。
音程とか、音色とかそんなところまでは全然いきませんが、これを機会に毎日少しずつさらってみることにします。
さて、先週できなかった曲も今日は通しましたので、一通り初見大会は終了です。
ワルツとポルカで一つの演奏会をするのは楽器の演奏という意味では退屈で面白みがなく、報われないかもしれません。しかし、ニューイヤーコンサートという音楽パッケージに参加できるということに喜びを見いだしてもらいたいと思います。
今回はカザルスホールという素晴らしいホールで演奏が出来ます。そしてニューイヤーコンサートですから何よりもお客さんが喜んでくれます。うちの楽団のファンが一人でも増えてくれるように、音楽って本当に楽しいんだということが伝わるような演奏をしましょう。
なぁに、やりがいのある曲をやりたいのなら、その次のチャイコフスキーの5番やモーツアルトのピアノコンチェルト20番でくちゃくちゃにしぼってあげます(笑)。それまでの辛抱です。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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