楽団のバイオリズム

私は個人的にバイオリズムを気にして生活しています。
バイオ・リズムですから、生きているリズムという事にでもなるのでしょうか?
人間は生き物ですから、常に一定ではなく、常に変化しているとみるのが普通でしょう。いい時もあれば、悪い時もある。
いい時には、積極的に手を打ち、悪い時は守りを堅め、じっとしている。
実は、楽団の活動でも、こうしたバイオリズムがあるような気がしています。
楽団に限らず、どんな組織でも『発展』『安定』『停滞』『衰退』の4つの時期があると思うんですが、うちの楽団はまだまだ発展期、発展期は特にバイオリズムが激しく変化する時期だと思います。
5月の演奏会が終わって、1ヶ月位は見学者を多く迎えていたのですが、7月はパッタリ止まり、また8月に入って見学者ラッシュを迎えています。
楽員は楽団の要です。音楽的な充実を目指すのであれば、はやく固定メンバーでアンサンブルを組み立てたいところですが、実際はメンバーが固定されると組織が硬直化し、音楽も保守的になるような気がします。
一方、だからといってメンバーがいつも入れ替わっているような楽団では、音楽的にも運営的にも安定は望めません。
ちょうど良い比率で、見学者が流動的に来てくれるなんてムシのいい話は現実にはないのですが、いまのうちの楽団はその辺のバランスがすごくとれていると思います。
楽団も生き物。いい時もあれば、悪い時もある。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。