幼稚園の演奏から小学校へ

うちの楽団も新しいシーズンが始まり、第7回定期演奏会へ向けて動き出しました。
06年の立ち上げから丸4年、5年目の活動ということで、楽員も登録ベースで70人を超えて来て、各パートもほぼほぼ毎週すべて揃って練習できるという、非常に恵まれた状態にはなって来ています。
思い起こせば、楽団立ち上げの頃は20人そこそこであちこち欠けているパートがあり、それでも粘り強く毎週練習に来てくれた楽員たちがいたからこそ、今の姿があると思うんです。本当に感謝、感謝です。
目の前の演奏会ということで、チャイコフスキーの5番をやっていますが、この曲は確かに超有名で耳馴染みがいいせいかも知れませんが、今までのベートーヴェンの7番、3番、シューベルトの4番から比べると格段に曲の仕上がりがいいです。
練習でも、今まで私が言っていたような「合奏以前」の指摘というよりは、少しは「音楽の時間」らしくなって来たように思います。
以前は曲を覚えることが先決で、殆どの練習時間を通すことに費やして来ましたが、どうやら、その時期は卒業の時期に来たのではないかと考えています。
いままでが幼稚園レベルの(イヤそれ以下だったのかもしれませんが(苦笑))演奏だったとして、この楽団も漸く小学校に上がり、これから少しずつ「合奏」の練習が出来るようになっていくのでは、と期待しています。
音楽にはこれでいいという終わりはありません。
永遠に練習し続けなくては行けないし、本人の意思さえあれば、いつまででも進化していけるものだと思います。
段々レベルが上がって来て、壁にぶつかる人も出て来るかもしれませんが、それはうちの楽団らしく、みんなで助け合って乗り越えていきましょう。
一つだけ、楽譜には素直に対峙しましょう。先入観や思い込みや、誰かの演奏の真似というのは、上達の妨げになりますよ。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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