出来ないことを楽しもう

この度楽団のキャッチフレーズを作りました。
楽団のモットーというのは以前からあって、ラテン語で、audire, spectare beneです。これは「よく見て、聴く」という意味です。
オーケストラで演奏するのに最も必要なことです。
しかしそれでは格調が高すぎる(笑)。
もっと分かりやすくキャッチーなのを作りました。それが「出来ないことを楽しもう」なのです。
うちの楽団は楽器初心者を受け入れてます。合奏未経験者とも一緒にやります。上手に演奏することが目的ではなく、一生懸命練習することが目的です。
多分「昨日の自分を乗り越えよう」なんてのもアリだと思いますが、結構ありふれてます。
うちの楽団はあらゆる意味でうちらしさを追求しています。ほかと同じことはやらないんです。そこでできたのが「出来ないことを楽しもう」なのです。
最近の見学者は「全然出来ないんですけど」なんて言うんですが、初めて見た楽譜がスラスラ出来るならプロになれます。
すぐに出来なくていいんです。練習して頑張ればいいんです。その結果出来なくたっていいじゃないですか。
重要なのは過程であり、結果ではないです。
一生懸命練習しましょう。それが大事。それがうちの楽団です。
出来なくて当たり前、出来なくていいんです。でもそれは努力を放棄したとか、なぁなぁで適当にやるという意味ではありません。
「出来ないことを楽しもう」
この言葉の意味は一つぢゃありません。一緒にその意味を考えて行きましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。