2014年の文京フィル

みなさん、明けましておめでとうございます。
今年、設立9年目を迎える文京フィルハーモニックオーケストラは楽員もあと少しで100人になり、定員を満たすことになりそうです。しかし、この楽団は定員を満たすことを目的にした楽団ではなく、毎回の練習で必要な人数が揃い、それぞれアンサンブルを重ねることで、上達を目指す楽団です。
実は仕事などの都合で毎回来られない楽員もいますので、定員はどのパートも多めに設定しています。今年は昨年から続けている、練習内容の向上に加えて、練習参加率による密度の濃さを追求して行きます。
練習に来られない人を排除はしませんが、練習に来る人間を優遇します。昨年の2回の演奏会はエキストラを呼ばずに開催することが出来ました。今後、練習の出席率を重視することをして行きます。
さて、練習参加率の他に今年のテーマは「指揮を見る」にしようと思っています。
私を見て欲しいのではありません。どんな指揮者が来ても、その指揮者に合わせて、アンサンブル出来るように、を目指します。
また、楽団の運営に関して、全員参加を目指します。人数が100人に近くなってくると、どうしても楽団の理念の浸透が薄くなって、ただ参加している。という人が増えてきます。
オーケストラは大人数ですが、どうでもいい人は一人もいません。作曲家の書く譜面にどうでも良い音が一音もないのと同じく、オーケストラのメンバーも一人として、どうでも良い人というのはいません。
全ての人に役割があり、全ての人にやりがいがあり、全ての人が主役なのがオーケストラです。
楽団のことは楽員が全員でやりましょう。
さて、今年の9月の演奏会は会場を満員のお客さんで埋めたいと思います。
これほど下手くそな楽団が何故9年も続いているかは、是非演奏会に来て、ご自分の目で、耳でその理由を探って見てください。百聞は一見に如かずです。
今年一年、先ずは楽員の健康、楽員の御家族の健康を祈念いたします。そしてこの下手くそだけど一生懸命頑張る楽団を応援してくださる皆様と、演奏会場でお会いできることを、楽員一同心から楽しみにしております。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。