どこまで遅くしましょうか?

展覧会の絵がすごく難しくて難儀しています。お早うございます。指揮者のひともぢです。

うちの楽団は一つの曲を大体一年がかりでさらっています。最初の半年くらいは、曲に慣れるためにひたすら通します。

然し展覧会の絵は「とにかくゆっくりやってくれ」と要望が出て、今、非常にゆっくり練習しています。

ザックリと半分のテンポでやっていますが、この段階で指が追いつかない、間違える、ザッツが揃わないのでは、普通のテンポでは手も足も出ないわけです。

では更に遅くするかというと、遅すぎても練習にはならないと感じています。

ちょうど自動車の高速道路教習と同じで、時速20キロで完璧に出来たとしても、40キロでは別の話で、80キロでは別次元です。でも、高速道路に乗りなれて仕舞えば全てどうってことなくなります。

最初に戻って、だからこそ早さに慣れる事が必要なのだと私は思うのですが、ただ単にザッツを揃えるために、テンポを合うまで遅くする、と言うのは練習にはあまり役に立たないと思っています。

本当に指揮者にとってテンポのことだけで悩んでいるみたいなものです。練習になるゆっくりしたテンポを設定する。本番のテンポ設定する。いつまでも悩みは尽きません。

さて、練習終わりに久々に文京フィルとしてイベントに呼ばれて行きました。4年前にも参加したRadixの会の総会です。

  

金管10重奏の画像は機会を改めて紹介しますが、トランペッター2人が余興のテキーラを吹きました。

400人くらいのお客様に喜んでいただけました。

終電がなくなるまで打ち上げて、雨をやり過ごしての帰宅でしたとさ。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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