第2回練習

今週は昨日までに全部の準備をすませていたので、余裕を持って千駄木に向かったのですが、楽団員分の楽譜が重くってねぇ。みなさん早く楽譜受け取ってくださーい(ちょっと泣き)。
で、朝から何も食べていなかったので東京メトロ千駄木駅2番出口を出てすぐ右にある「毛家麺店」という前から気になっていた中華屋に入りました。担担麺が自慢のお店らしいのですが、今日の蒸し暑さといったら半端ではなかったので、汗だくになることを恐れて、豚バラチャーハンを頼みました。
私は北海道生まれで味付けは濃い方が好きなのでちょうど好みの味でした。来週は汗がひく時間くらい余裕を持っていって是非とも担担麺に挑戦してみようと思っています。
さて、12時半に学校で準備を始めたのですが、今週は人が少ないだろうな、と思っていた通り、今日は最終的には18人で先週の半分くらいでした。パートの埋まり具合によってはこれくらいでも練習にはなるのですが、寂しいは寂しいですよね。
今週初めて見学に来られた人は5人でした。これからも毎週見学者には最初に自己紹介をしてもらいます。でも、そう考えたら純粋に先週の生き残りは13人なんですね。1/3になっている…。たまたまだよね???
恐らく暫くはこうやって人の出入りがあって練習も落ち着かないと思いますが、この時期を乗り越えないと楽団て完全に成立しないんですね。
今日はまずコリオランから。やっぱり音が薄いので寂しい感じは否めませんが、今週初見の人の割合が低いので、曲想についても話してみましたが、なかなかみなさん反応が良くて前に立っているものとしては非常に気持ちがいいです。
ちょっと休憩を挟んでベートーヴェンの交響曲7番。これは流石にメインの曲だけあって、手強いです。8分の6拍子のところのリズムがもうめっちゃくちゃで、指揮棒を叩いてリズムをとるのすら一苦労でした(笑)。
この曲を「舞踏の神化」と読んだのはリヒャルト・ヴァーグナーだったようですが、実際に演奏してみてその事が身に染みたのではないでしょうか?練習し応えのあるいい曲です。流石ベートーヴェン。
30分ちょいの曲ですが、途中休憩を挟みながら約1時間かけてゆっくり通しました。流石にストレートに通りはしなかったし、通し終わったあとのみなさんの疲れ切った顔が印象的でした。
4楽章の最後が終わって小学生の団員が「無理!」とつぶやいたのですが、私はこの彼の言葉をわざわざみなさんに紹介しました。みなさん忘れないでください。2006年8月19日に初見をした7番を初めて演奏して「無理」と思ったのは彼だけではないはずです。
「おいおい、こんなレベルで大丈夫か?」と思った人もいたと思います。
でも、来年の5月には間違いなく演奏会を開いていますし、最後まで観客に聴いてもらって恥ずかしくないレベルまで仕上げます。私が約束します。この約束が本当かどうかを見届ける為に来年5月まで是非付き合ってください(笑)。
休憩を挟んで、モーツアルトの25番。この曲だけは先週よりも出来が良かったです。聞けば、ヴァイオリンはこの曲が最も練習しやすいのだそうな。本当は私はこの曲が好きなのですが、フルートとクラリネットがない編成なので、あまり時間をかけることが出来ません。でも弦奏者の為にはいい練習になりますから、続けていこうと思っています。
最後にハイドン・ヴァリエーションをやりましたが、これは時間がなかったので第2変奏までになりました。こちらは一転して管楽器のハーモニーの為にはいい練習になると思います。弦楽器奏者にはちょっと背伸びをしなくてはいけないくらい難しいですが(苦笑)。
とにかく今週も4時間15分みっちり練習をしました。
練習終わりの食事会には10人が参加してくれました。練習参加者の過半数というのは嬉しかったです。ミーティングでもお伝えしましたが、先に帰っても結構ですし、アルコールは飲まなくても結構ですから、是非楽団員と話しをして欲しいと思っています。
私1人になっても毎週やります(その場合は反省会ですね)ので、気軽に参加してくださいね。そして今日も23時まで飲んでしまいました。練習も飲みも長いねー(苦笑)。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

考える練習

今日はベートーヴェンの交響曲7番の大判スコアを買ってきました。ポケットスコアは持っていたのですが、指揮をするにはやっぱり大判スコアです。
でも、ここだけの話し、一応来年の定演は暗譜で振ろうと思っています。
この1年3人の先生に指揮を教わったのですが、2人の先生が指揮は覚えるものだ、といっていたからです。楽譜を見ながら指揮をするのは大変なんです。元々指揮の技術は未熟なわけですから、せめて楽譜くらいはしっかり勉強していこうと思っています。
本当は練習を始める前に完璧に勉強しておかなくてはならなかったのですが、この曲をやると決まったのが先週ですから、これからの勉強を許してくださいね。
ポケットスコアを買うと前に解説が載っているじゃないですか。あれは最低限読んでおきますが、ポケットスコアと大判スコアを買うとお金かかります…(号泣)。
お金がかかるのは自分の為ですからいいのですが、時間がないのには泣かされます。今週7番を追加しますが、先週の3曲にプラスで4曲勉強しなくてはなりません。いま会社の行き帰りはスコアの勉強に充てています。昼休みも時間があれば読んでいますが、曲が多いのでなかなか満足に勉強出来ません。
うちの楽団も社会人が多いので、なかなか楽器を持って練習出来ないと思いますが、楽譜を読むのくらいは少し時間がいたら出来ると思いますので、ぜひやっておいてください。
今週は7番の初見大会をやりますが、徐々に本格的に練習に入っていきます。
この前指揮を教わった小林研一郎先生はとにかく生徒に質問をしていました。サッカーのオシム監督も同じようなことを言っていましたが、「考える」ということを忘れないでください。
考えなくても音楽は出来ますが、オーケストラで演奏するには考えなくてはなりません。頭を使って合奏しましょう。
そうすれば練習終わりのビールが美味しくなります。
私は練習でいっぱい質問をします。ボヤボヤしていると練習についてこられなくなります。是非とも集中して密度の濃い練習をしましょうね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

名札

今日名札を作る為のインクを買ってきました。先週名札を作った殆どの人は名前が若干薄いです(ごめんなさい)。
練習で名札をつけている楽団てそれほど多くはないと思いますが、前の楽団のよいところはそのまま取り入れます。楽団員の名前って覚えるのが大変なんです。私のようにみんなのメールに目を通して、名札を作っていても暫くかかるわけですから、よほど記憶の達人でもない限り暫くは名前が分からないままの合奏になります。
私はどこの誰だか分からない人と合奏するのはイヤです。私が蔑みの意味で「楽団ジャンキー」と呼ぶ人種がいます。あちこちのアマオケの演奏会だけトラで乗って色んな曲をやることを生き甲斐にしている人です。
そういう人がいることは否定しません。そういう価値観もあるでしょう。人間的に低いと言うこともないとは思います。でも私はちょっと疑問があります。
合奏はチームワークです。スポーツと一緒です。チームワークが大切なんです。だからうちの楽団はパート名の入った名札をつけます。勿論学校との取り決めで身分証明証の意味もあるので、忘れた人は学校には入れません。
先週凄く嬉しかったのは飲み会でも名札をつけて名前を確認し合っていた人たちがいたことです。それこそがまさに私の意図することなんです。飲み会で仲良くなれば、来週の合奏は更に楽しくなるし、更に息が合ってきます。
名札には今後シールをつけていきます。
正式に入団して正団員になると「青いシールをつけます」。
1年経って評議員になると「赤いシールをつけます」。
これでその人が最近入った人なのか、ベテランなのか分かります。
更に、演奏会に1回出ることに☆のシールを差し上げます。名札をシールでいっぱいにしてください。
色んな楽団に行って色んな曲をやることよりも、うちの演奏会にいっぱい乗ったことが自慢になる。そういう楽団になりたいし、そういう楽団員が一人でも増えてくれればと思っています。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

記念すべき第1回練習

本格的に楽団立ち上げの準備を始めたのは4月のことでした。それから4ヵ月。実は大した苦労もなく、今日の日を迎えられました。ほとんど文吹の団長のお陰なんです。
ということで、彼を名誉団員1号にします。私が決めました(パチパチ)!
さて、午前中に楽譜のコピーに行きました。凄いね8000円分もコピーしちゃいました。ヴァイオリンのパート分けとか事前に申告してもらわなかったので、ちょっと多めにしたんですが、今後も楽譜の管理には時間を取られるんでしょうね(苦笑)。
時間ギリギリになって20人くらい集合場所に集まってくれたのですが、実は私は30分前から待っていたんです。10分前になっても1人しか来てくれなかった時は少し焦りましたが、なんとか練習会場である文林中学校へ。
音楽室の使い方を文吹団長に教えてもらい、取りあえずは、楽団趣旨説明。うちの楽団は「100年続く楽団にします」と最初にぶち上げました。100年後にいまの団員は1人もいないと思いますが、今日私が説明してみなさんが理解してくれた理念を100年後も続けてもらっていたら私はそれだけで幸せです。
本来は評議員のみでやる選曲会議ですが、今日は来てくれたみなさんへの謝意として全員でやりました。メインの曲ベートーヴェンの交響曲7番になりました(あとでホルンから猛烈な抗議を受けましたが(爆))。
因みにホルンの抗議というのは「音域が高い」というもので、それは私も知っていました。しかしどの曲を選んでも必ずどこかのパートから苦情が来るんです。そこで私の考えた解決策。
うちの楽団は「全部やります」。スカパーみたいでしょ(笑)?みなさんがやりたいという曲はよほど編成に無理があるか(例えばマーラーやブルックナーは暫く無理)、以上に難易度の高いもの(特に初心者の多い弦に)以外はとにかく全部やります。
ベートーヴェンだって9番以外は(難しいのもありますが)全部やります。チャイコフスキーだってドヴォルジャークだって交響曲全部やります。そのうち。早いか遅いかだから我慢してください。
ということで、定演もヴィオラの女子大生のご希望で、彼女の誕生日に近い来年の5月19日を第一希望ということで決まりました。決まったのか?ホール取れるかどうかも分からないのに…。
イヤ、決まったんです。もうやります。次の週だともう1人のヴィオラの女子大生が参加出来ないそうで、彼女はこの楽団の設立に深く関わっているんです。彼女が出ないなら私も出ない(意味不明)。
なので、5月19日に死にものぐるいでホール取ります。乞うご期待。
このあとドタバタしながら楽譜を配り(私が段取り悪くてごめんなさい)。手伝ってくれたMさん、Kちゃん本当にありがとうね。前のオケからの仲間ですが、こういう時に本当に涙が出るほど嬉しいです。
音出しの時間を取っていると外は雷雨になっていました。なにやらただならぬ雰囲気でしたが、合奏時間がいよいよ来ました。
1番最初の曲を何にするか4ヵ月考えたのですが、やっぱりオーケストラをやる以上ベートーヴェンに敬意を表さざるを得ない。コリオラン序曲にしようと3週間前から決めていました。
最初の和音が鳴った時に吃驚しました。
私が思って、想像していたよりも遙かに音程がよく、「いい音色」が鳴っていました。しかもこのあと1回目の初見大会でゆっくりだったとはいえ、最後まで通っちゃったんです。
2度吃驚です。
この曲短いんですが、凄く密度が濃く、練習にはもってこいで、ステージ映えするので初日だというのにちょっと練習しちゃいました。管の充実度に比べてやっぱり弦が薄いですが、今日は実はヴァイオリンとチェロのお休みが結構多かったんです。
それにこれからも営業かけますんで大丈夫です。練習中も冗談で言ったんですが、この分だと「定演5月じゃなくて12月までに仕上がっちゃう」んですけど(笑)。
逆に「ちょっとこれではついていけない」という声も頂きました。確かに私が想定していたレベルよりは遙かに高いので、ちょっと難しいところですが、諦めずに練習に来てくれれば、今のオケの一員として来年はステージに乗れることは私が保証します。
その後、モーツアルトの交響曲25番。今年はモーツアルトイヤーですから、どうしてもやろうと思っていました。コリオランが案外出来たのに大して、モーツアルトには手こずりました。弦がメインだったせいもあると思いますが、この曲はまだ仕上げるつもりもないので、さらっと通して終わり。
最後はブラームスのハイドン・ヴァリエーションをやりました。これは難曲です。死ぬほど難しいわけではないのですが、指揮者にとっては変奏されていく曲をどう組み立てていくか、音楽的センスを問われますし、奏者にとっては譜面がベートーヴェンやモーツアルトとは違います。
合奏力や音楽センスが問われますが、1曲が短いので瞬発力も要求されます。
正統的なドイツ・オーストリアの作曲家3人を集めて記念すべき文京フィルハーモニック管弦楽団の1回目の練習を行いましたが、私自身久しぶりの指揮で頭から湯気が出ました。
そのあと予定通り食事会へ。これも文吹団長が仕切ってくれて、楽団員30人くらい入って貸し切りになる居酒屋を抑えてもらいました。今後この店がホームポジションになりますので、練習に来られなかった人は、あそこで合流しましょう。
で、結局18時から23時まで飲んじゃいました(爆)。
私の楽団ですから当然とはいえ、初日から飛ばしすぎです。でもこれも「100年続いていくんです」。練習だけではどうしても楽団員相互のコミュニケーションは取れません。合奏時間はお喋りの時間じゃないですから。
でも音楽は人間がするものです。それにうちの楽団は音楽性ではなく人間性で人を選びます(笑)。練習時間と同じくらい時間をかけて飲み、語らいましょう(勿論お酒の飲まない方も参加してください)。
とはいえ、これに懲りて来週参加者が激減しないか不安になりながら帰宅しました。
本当に今日は素晴らしい1日でした。これからが楽しみです。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

タイム・イズ・マネー マネー・チェンジズ・エヴリシング?

8月になりましたね。本当にいよいよです。
私は今日大学院の試験(社会人ですけど、大学院生でもあるんです)が終わり。漸く勉強の時間を譜読みに当てられます。
毎日偉そうなことを書いていますが、私だって出来ているわけではないんです。今年の1月から独学でピアノを始めたんですが(指揮の為です)、3月くらいに壁にぶつかって4月くらいから段々練習しなくなっています。
これじゃいかん!とまたピアノの練習を再開します。どこかに習いに行きたいと思っていたのですが、マンション買っちゃったので暫く習い事も無理っぽいです。でも時間がないとか、お金がないとかいっていてもしょうがないですよね。
人間は工夫するから猿じゃないんです(猿だって工夫しますね、そういえば(笑))。
限られた時間を使って、限られたお金を使って如何に最大限の効果を生むか?こういうことに智恵を使いたいものです。
楽団の練習も一緒です。合奏の時間は限られていますから、なるべく有効に時間を使いましょう。タイム・イズ・マネーですからね。
でも、マネー・チェンジズ・エヴリシングだと思います?意見の分かれるところだとは思いますが…。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

本読み

演劇をする方っていらっしゃいますかね?
演劇の練習の時には、最初に台本を渡されたら「本読み」というのをしますよね。テレビの世界だと本読み→ドライ(カメラを使わないリハーサル)→カメリハ→ランスルー(通し)で本番となるのですが、音楽の場合はドライ、カメリハ、ランスルーに当たる部分はあるのですが、本読み、がないですよね?
勿論みんなそれぞれに楽譜は読んできますよね。でも全員がスコアを読めるわけではないでしょうから、自分がどの役割をしているのか、誰と掛け合いなのか、合奏の中で確認しようにも自分のパートを演奏するだけで精一杯(笑)。
まぁ、みんなで声に出して唄ってみましょうとまではいいませんが(笑)、本読みのような練習をしてみるのも効果があるかも知れません。
練習まで2週間を切った状況なのですが、実は心配していることが一つあって、それは「凄く上手かったらどうしよう」ということなのです(笑)。
なんか、偉そうなこといったり、書いたりして、その実楽団で「指揮者」が一番下手(笑えない)…なんて状況だったらどうしましょう。
「本読み足りないのはお前だ!」なんて突っ込みを受けたりして。
と・に・か・く。譜面はよく読みましょう。私も読みます。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

初見

昨日は215PVでした。やっぱり金曜日と土曜日が低くて、日曜日から木曜日までが高いんですね。
さて、練習開始まであと1ヵ月。メルマガを発行したり、営業をかけたりと忙しくしていますが、楽しみな反面ドキドキもしています。
どんな人が集まるんだろう?どんな雰囲気だろう?
楽団というのは楽団員が構成するものです(当たり前ですよね)。私のオケは私が人を選ぶのではなく、最初から楽団の形があってそこに会う人が集まってくるという形式です。だから、オーディションはありません。
色んなレベルの人が来ることが予想されますから、指揮者としては合奏が初めての人にも分かりやすく、そしてベテランの人が飽きないように練習を進めなくてはなりません。
考えることは色々あるのですが、とにかく楽団員には「初見」をいっぱいやってもらおうと思っています。「初見演奏」というのは楽譜をぱっと見て、すぐに演奏してもらうことです。
大人になってから楽器を始めた人で「練習して自信がついてから合奏したい」という事を言う人が本当に多いのですが、よほどいい先生についていない限り、それでは上達は遅いです。
弾けないと合奏中に楽器を降ろしてしまう人も大人になってから楽器を始めた人に多いです。
うちの楽団はゼロからのスタートです。弾けないで当たり前で、演奏出来る人はドンドン先に進みましょう。そして、最短で上達するには「初見」をいっぱいこなすことです。
最初は弾けません。プライドもありますから、冷や汗をいっぱいかきます。頭に血が上ります。弾けなくてむかついたりもします。でも、みんなその壁を超えて上達するんです。
初見に対抗するには2つのアプローチしかないんです。
1つは音階(スケール)の練習を徹底的にやる。
1つは「初見」で多くの楽譜を攻略する。
これだけです。他にはありません。
練習曲をサイトに紹介してありますが、どの曲を初日練習するかは事前にはお知らせしません(笑)。意地悪じゃないんです。「初見力」をつける為です。
楽しみですね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

音階

オーケストラに興味のある人って案外オペラやバレエに興味がないように感じますが、私の周りだけですかね(笑)?
私もそれほど詳しくて、好きというわけではないのですが、オケもオペラもバレエも舞台という意味では同じだと思っています。因みに歌舞伎や狂言も同じように好きだったりします。
実はスターウォーズやハリー・ポッターなんてまるまんまそのままオペラみたいなもんで、オペラがとっつきにくいのは(あるいは眠くなるのは)歌で台詞を語るのでストーリーが分からないと簡単に「落ちて」(笑)しまうからなんですね。
あ、因みに「落ちる」というのは合奏中に自分の入るところで入れなかったり、どこ演奏しているか分からなくなって演奏出来なくなることをいいます。
見るポイント、聴くポイントが分かれば、音楽を聴いて退屈だと思うこともないし、オペラやバレエを見ていて気を失う(笑)こともないんだと私は思います。
実は演奏も同様で、演奏するポイントも分からずにがむしゃらに練習しても、上達はおろか、段々つまらなくなっていくものだと思います。効率よく練習して、最短距離で上達するには「ポイント」が大切なのだと思います。
そして、ここからが難しいのですが、その「ポイント」は人それぞれなんです。誉められて伸びる人がいる一方で、貶されて「なにくそ」と上達する人もいますし、基礎練習をやしっかりやって自分に自信を付けていくタイプの人もいますし、とにかく合奏に参加して冷や汗をかいてクチャクチャになって伸びていくタイプの人もいます。
ただ、私(これはあくまでも私の考えです)は上達の最短距離はとにかく音階をさらうことにあると思っています。他の練習がそれより落ちるのではなく、勿論大切です。それ以上に大切なものもいっぱいありますが、合奏で一番役に立つ練習は「音階」だろうと思うのです。
まぁ、この考え方を押しつけるわけではないですが、自分が何を目的として練習しているのか、そのためには何を練習したらいいのか常に自覚しながら練習していくようにしましょう。漫然と練習していても上達はおぼつきませんからね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。