楽団立ち上げ

私が楽団を立ち上げようと思ったのは、実はマイナスの感情からなんです(笑)。
昨年の今頃、今の楽団の団長と見解の相違があって、もしかしたら楽団を辞めなくちゃ、というところまで行ったんです。楽団を辞めるのは惜しくなかったんですが、私のトロンボーンの実力でも、指揮の実力でも、恐らくここ以外のオケには入れないことは自分が一番よく分かっていたんで、「自分で楽団作るしかないな」と思ったのがきっかけでした。
色んな事をいう人がいて、色んな意見を聞きましたが、最終的に自分で楽団を作ろうと思ったのは、今の楽団は初心者に門戸を開いているという意味では誠に存在意義の高い団体だとは思うんですが、そういう楽団が1つしかなくていいのだろうか?
そして、初心者の気持ちは初心者しか分からないだろうな、という漠然とした思いがずっとあって、幸い私は楽器は初心者だが、楽団の運営には3年間関わらせてもらってノウハウがあった。
最初はネガティブな話しから始まった話しですが、今、はっきり言えるのはもっと初心者や未経験者にオーケストラや室内楽、合奏の場を提供したいし、そういう団体はもっとあっていいのだ、という信念です。
ドイツに行くとサッカーのリーグがいっぱいあって、裾野がものすごく広いそうです。草サッカーチームみたいなのまでが、ちゃんとブンデスリーガの下部組織として認められていて、自治体から助成金をもらったりしているんですって。
音楽って日本では大学アカデミズムの影響もあってものすごく敷居が高いですよね。ちゃんとしたメソッドで勉強しないと間違った演奏法になる(これ自体は合ってますけどね)。ちゃんと演奏出来るようになるまで合奏しちゃいけない。大人になってから楽器を初めても上手にはならない。
全部、その通りですけど、じゃあ、50歳になってからヴァイオリンを始めたら、いつオーケストラで演奏出来るようになるんでしょ?
私は音楽に限らず「多様性」こそが最高のものだと思っている人間です。私の作る楽団は、初心者や合奏未経験者にも門戸を開きますが、決して下手くそであることを良しとする楽団にはしたくないし、逆に上手であれば最高の音楽だという単一の価値観を押しつけようとも思いません。
これからこのブログでは楽団に関わる様々なことを書き残していこうと思っています。楽団員の書き込みはここへのコメントや楽団のサイトに書けるようにしておきます。楽団員とも双方向でコミュニケートしていきたいし、うちの楽団に興味を持ってくれるすべての人から色んな意見を聞いていきたいと思っています。
あくまで理論ではなく、演奏の実践を通して、常によりよい状態を目指していければ、と思っています。
なんか、堅い話になりましたが、初日ですしね(笑)。それに私は話しが長いんです(爆)。楽団員のみなさんは覚悟しておいてくださいね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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