音階

オーケストラに興味のある人って案外オペラやバレエに興味がないように感じますが、私の周りだけですかね(笑)?
私もそれほど詳しくて、好きというわけではないのですが、オケもオペラもバレエも舞台という意味では同じだと思っています。因みに歌舞伎や狂言も同じように好きだったりします。
実はスターウォーズやハリー・ポッターなんてまるまんまそのままオペラみたいなもんで、オペラがとっつきにくいのは(あるいは眠くなるのは)歌で台詞を語るのでストーリーが分からないと簡単に「落ちて」(笑)しまうからなんですね。
あ、因みに「落ちる」というのは合奏中に自分の入るところで入れなかったり、どこ演奏しているか分からなくなって演奏出来なくなることをいいます。
見るポイント、聴くポイントが分かれば、音楽を聴いて退屈だと思うこともないし、オペラやバレエを見ていて気を失う(笑)こともないんだと私は思います。
実は演奏も同様で、演奏するポイントも分からずにがむしゃらに練習しても、上達はおろか、段々つまらなくなっていくものだと思います。効率よく練習して、最短距離で上達するには「ポイント」が大切なのだと思います。
そして、ここからが難しいのですが、その「ポイント」は人それぞれなんです。誉められて伸びる人がいる一方で、貶されて「なにくそ」と上達する人もいますし、基礎練習をやしっかりやって自分に自信を付けていくタイプの人もいますし、とにかく合奏に参加して冷や汗をかいてクチャクチャになって伸びていくタイプの人もいます。
ただ、私(これはあくまでも私の考えです)は上達の最短距離はとにかく音階をさらうことにあると思っています。他の練習がそれより落ちるのではなく、勿論大切です。それ以上に大切なものもいっぱいありますが、合奏で一番役に立つ練習は「音階」だろうと思うのです。
まぁ、この考え方を押しつけるわけではないですが、自分が何を目的として練習しているのか、そのためには何を練習したらいいのか常に自覚しながら練習していくようにしましょう。漫然と練習していても上達はおぼつきませんからね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

コメントを残す