フルート

今日から7番をパート毎に読んでいく。スコアは一番上から、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、パーカッション、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの順番で並んでいます(すべてのスコアではない)。
本当はヴァイオリンから読むのが効率がよいのだとは思いますが、私は上から順番に読むことにしています。流石に5年も指揮をしていると、譜面が全く分からないということもなくて、ト音記号だろうが、ハ音記号だろうが、ヘ音記号だろうが、考えながら読めば分からないということはないんです。
とはいえ、私は元々トロンボーン奏者で、へ音が得意。ト音記号だって漸く最近慣れてきたというのに、フルートの譜面は殺人的に音が高い!
高いといっても私が音を出すわけではないので、そういう苦労はないのですが、音名を読みながら読んでいくと、もう線を数えている時間の方が長いわけです。
一応知らない人の為に、読譜の基礎知識ですが、ト音記号は上加線の2本目のところが「ド」で、ヘ音記号は下加線の2本目のところが「ド」です。これを分かっていても私にとっては第3間の「ド」ですらすぐには分からないので、下手すると第2線の「ソ」から数えることになります。
果てしない…(汗)。
思えば最初の頃は音程なんか追えませんでした。指揮をしていてとにかくリズムさえ(縦の線さえ)合っていれば何とかなりますから、それだけを読んで誤魔化していたんです。
2年前にショスタコーヴィッチをやった時は流石に少し和音の勉強をしだして、音程を読むようにはしていましたが、正直に言えば、伸ばし以外の和音を聴き取ることは難しかったです(ほぼ実話)。
今年に入って和声や対位法の本を少し読んで(理解したのは多分3%くらいだと思いますが(苦笑))各楽器の音程が曲の中でどう使われているのか理解しないと指揮が出来ないことを知りました(遅い)。
さて、話が大幅に横にそれましたが(いつものことです)、フルートの「電信柱」(上加線の音符のこと)にびびっていては先に進めないので、習うより慣れろです。
ただね、一つだけ問題があるんです。パート毎に譜面を読み出すと、「難しいよなぁ」と思って練習で手加減したくなるんです。
フルートに限らずどのパートも必ず難しいところがあります。簡単なのは誤解を恐れずにいえば指揮だけなんです(笑)。
頑張れフルートパート。手に汗握りながらフルートの譜面を読んでいます。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。