ではファゴット

4段目のファゴットに来て少し気分がホッとします。というのもファゴットの譜面はヘ音記号で書かれていてトロンボーン奏者である私にとっては馴染みのある譜面だからです。
この楽器は木管の最低音を支えるので、譜面のいままでのフルートやオーボエ、クラリネットのアクロバティックな譜面と違い、伸ばしや後打ちなどが多くその点でも読みやすいと言えます。
この楽器の大変さは何といっても運指でしょうね。どうして運指が大変か分かりますか?この楽器って見た目は一つの筒ですが、実はオーボエを大きく伸ばして「二つに折り畳んだ」楽器なんです(極乱暴にいうと)。
二つに折り畳んだ故に運指がものすごく複雑になったんですね。しかも楽器が大きいからホルンと並んで「ピアノ」を出すのが大変で、アマオケではファゴットとホルンにピアノを要求すると睨まれるか首を振られることが殆どです(笑)。
がんばれー、ファゴット奏者。伸ばしでテンポが伸びて、刻みで転んでも温かく見守ります。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

“ではファゴット” への2件の返信

  1. PASS:
    若いころからあこがれていた楽器でした この楽器でベートーヴェンを演奏できることに 最大の喜びを感じています
    いろいろな楽器の魅力を最大限に引き出したベートーヴェンですが この楽器には特別な愛着があったのでは・・・という思いにかられています
    この年齢になって この重い楽器 この運指のたいへんな楽器はしんどいですが もう残り少なくなった人生かなりの部分を これの練習に費やす所存です

  2. PASS:
    ファゴットは本当によい楽器ですね。私も大好きな楽器です。運搬、運指、演奏と大変な楽器ですが、楽しんで合奏してもらえればと思います。

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