楽団を立ち上げてから初めて2週続けて練習がありません。先週は文吹の演奏会で忙しくしていたし、打ち上げでしこたまビール(発泡酒だった気がしますが)を飲んだのでよかったのですが、今日は全くのオフ。
でもね、音楽監督にオフなんてないんですよ(泣き笑い)。明日はヴァイオリンの見学者が2名いらっしゃいますし、ホルンの見学者もいらっしゃる予定です。名札を作って、見学者分の楽譜の準備もしないといけませんし、いままで放っておいた、楽譜の整理もしなくてはいけません。
お金の計算もこういう時にしておかないといけないんですね。文林中には11月分まで使用料を払っていて、名札とか譜面とか、入団申請書とか、楽譜に押すスタンプとかの私の立て替えている分があるんですが、それよりも来月に定演の会場を押さえる為にある程度お金が必要なんです(会場費は前払いなんで)。
そんなことを考えながら、明日の練習の準備。夜は夜で、岩城宏之さんの指揮したベートーヴェンの7番とカルロス・クライバーの指揮した7番と続けざまに見て、勉強もしましたよ(そんな時間があるなら譜面読めという突っ込みはアリです)。
酒でも飲もうかと思うんですが、いまから飲むと明日の練習に響きそうなんでやめておきます。
それにしても岩城さんは指揮上手ですよ。ずっと確実に「前ぶり」をしています。前ぶりというのは指揮者がテンポよりも前で振り続けることですね。スローな曲ならある程度は出来るんですが、早い曲でこれをやると頭の中の音楽と実際の音楽がずっとずれていてものすごく汗をかきます。岩城さんはちゃんと前ぶりをして楽団に指示を出しづけています。
それに比較してクライバーは本当にダンスを踊っているようです。実際には指揮法上やってはいけないことのオンパレードなんですが、そんなもんどうでもいいんです。彼の音楽がちゃんと表現されていれば指揮法なんてどうだっていいんです。
因みにクライバーは4楽章はアタッカで入りました。岩城さんは2楽章と4楽章アタッカでした。岩城さんに軍配かな。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。