型にはまり、型から出でよ

ベートーヴェンの7番のヒントを掴もうと岩城宏之さんのビデオを見てみました。3楽章のアテンポしてプレストになるところ、右腕を止めて左手でアウフタクトを出し、音が鳴ったら右腕を動かしていました。
斎藤秀雄先生の言葉ですが、「型にはまり、型から出でよ」。音楽の練習はまずは物真似から入るんです。自分の先生であったり、好きな演奏家であったりその人の真似をするんです。特に音符の読めないジャズプレーヤー(これが意外に多いんです)はこういう事をいう人が多いです。
そして、真似をして真似をしてしつくして、そこから脱して自分の型を作っていくんです。
方やクライバーは以前にもお話ししたとおりアッサイ メノ プレストになってもそれほどテンポ落とさないんです。メノ プレストを重視したんですね。クライバーは…ごく普通に振っています。両手でアウフタクトを出していますが、フォルテですからそらそうですね。
なんでこんなに普通に振れるんでしょうか?私が考えすぎなんでしょうか??まぁ、自分とクライバーや岩城さんを比べることが烏滸がましいっちゃそうなんですが、それにしても一流の音楽家は違いますね。
とにかく今週の練習では挑戦してみることにします。上手に出来たら誉めてくださいね(笑)。
さて、先週末で正団員が24人になりました。現在入団申請書を提出されている方を含めて近日中に30人は超えると思います。お仕事や学校の都合でなかなか参加されない方もぜひ、マイペースで参加して欲しいと思います。
自分で諦めては何も始まりませんからね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。