第12回練習報告

今日は凄かったですねぇ。チェロ4人。ホルン5人の時も地鳴りがしましたが、チェロ4人がうなっていましたね。全体の参加者も27人で久しぶりに30人に迫る勢いでした。とにかく毎週30人が安定して集まってくれたらもうちょっと音作りも建設的に出来るんですけどねぇ。
いつものように人数が少ないと、音作りというよりは単に合奏して終わり、という趣が強くなるんですが、ある程度パートのバランスが取れると「うちの演奏」が出来ると思うんです。
例えば、私は音程よりも音色を気にしたいんですが(勿論音程によっても音色は影響されますが)管楽器はもっと柔らかい音で弦と解け合うようにアンサンブルして欲しいし、弦楽器にも管楽器と馴染むようにかっちりとした演奏を心がけて欲しいと思います。
若干言葉の遊びっぽいですが、「オーケストラが一つの音色」というのが私の理想です。全体が大きな一つの楽器であるように聞こえて欲しい、と思うんです。
演奏を楽しむって色々あると思いますし、限定するつもりはないんですが、やっぱり私は「合う」事が楽しいんだと思います。音符が合うのは勿論ですが、ニュアンスや演奏の仕方まで合うといいですね。
演奏が合うことの基本は「息」です。練習でも話しましたが、正しく息を吸いましょう。腹式呼吸とはいいますが、胃には息が入りません。空気は肺にしか入りません(少しは胃にも行きますよ)。正しく息を吸えば、背中がふくらみます。確認してみましょう。
吸った息は吐きましょう。正しい吐き方は「味噌汁を冷ます時のフー」という息ではなく、「かじかんだ手を温める時のホー」という息です。
呼吸というのは不随意運動ですからなかなか上手に出来るものではないですが、練習して出来るようになりましょう。これは比較的簡単です。「意識」すれば出来ることですから。
夜の練習も大盛況でした。14人も参加してくれて、なによりもコンマスが食事会だけ参加してくれたのが嬉しかったです。うちの楽団はこういう楽団なんです。仕事や学校で昼の練習に出られなくても、いつもの場所に行けば仲間がいるんです。
この雰囲気を、決して仲間内だけでなく、新しい人たちも直ぐに溶け込めるように保っていければ、と思います。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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