目と耳

私はこの楽団を「よく見て、よく聴く」楽団にしたいなぁと思っています。
練習の時にも伝えましたが、チューニングってどうやっていますか?基本的なことですが「チューニングは耳でする」ものです。チューニングメーターを見ながら、針が真ん中に来たらチューニング終了。では100万年かかってもチューニングは出来るようになりません。
もう一回書きます。チューニングは耳で音をとって合わせる作業です。チューニングメーターではなく、音叉を使ってチューニングする習慣を出来るだけ早いうちに付けてください。
目を使うのは「メトロノーム」です。メトロノーム音だけ聞いて、目は楽譜に釘付けという方はいませんか?最初はそうかも知れませんが、メトロノームは「目で見てください」。これは指揮を見ることにもつながりますし、合奏の時に合わせる練習にもなります。
本当にアマオケではというかプロの方でもこの点を間違っている人が割といます。「チューニングは耳で、メトロノームは目で」というのは基本中の基本です。忘れないでくださいね。
同様に「楽譜を読む」というのも、間違っている人が多いと思います(笑)。
音符の高さと長さを見ているだけならそれは「(音)符を読んでいる」だけです。我々はそうではなくて「(楽)譜を読まなくてはいけません」。つまりどう演奏するのか?ということは音符だけを見ていても分からないんです。
単に言葉の遊びではなくて、これは重要なポイントです。特に音楽にすべてを捧げられない大人の我々は「間違った練習をしている時間」はないはずです。
貴重な時間は効率的に使いましょうね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。