第23回練習報告

年が明けてから毎回30人近くの方がコンスタントに練習に参加してくれます。今日の練習で正団員がちょうど30人になりました。登録団員が50人を少し超えていますので、今年中には正団員50人が目標で、これで練習に毎回40人くらいが出てくれると練習としては相当密度が濃いものができると思います。
この日の練習では、私自身の指揮がちゃんとできているかどうか確認する為にビデオで私を撮ってみました。楽団員の皆さんは映っていませんが、音はバッチリ入っています。たまに録音して聞き返してみるもいいかもしれませんね(笑)。
私のように自分の所属するオーケストラがある場合指揮法というよりも練習の進め方だったり、団員とのコミュニケーションの方が必要で、それさえあれば、指揮は下手くそでも音楽は進むんです。これか究極的には指揮者がいなくても合奏はできるというところからも容易に想像ができると思います。
しかし、指揮者があまり練習回数を取らずにオケを指揮するとしたら、例えばプロなんかは2、3回のリハーサルで本番ですし、例えば指揮者コンクールの場合は1発勝負です。そういう時には指揮法がきちんとできるかどうか?が問われると思いますし、私はいい加減に振って指揮者様です!というよりはきちんとした指揮法ができる指揮者になりたいんです。
アンコールの曲とコリオラン序曲の指揮はまぁまぁでした。今の私の実力からすれば、曲想を伝えることもほとんどできているし、指揮の基本もできてはいます。しかし7番の4楽章の指揮がひどいんです。
もちろん自分の指揮がそんな上手だと思っている訳ではないんですが、少なくとも半年以上3人の先生に指揮を習ったのに、全く指揮の基礎がおろそかになっているんです。全然打点が出ていないし、何よりもかによりも最悪なのは音が出るのを待っているというか、音が出てから振っているんです。
指揮をしたことがない人が指揮をすると大抵そういう状態になります。家でCDを聴きながら指揮をしている人はほぼ間違いなく「音の後に振っています」。
そしてビデオの中の私はまさに音の後に指揮をしていました…どんより。
音の後に指揮をしていたんでは正しいテンポは出ないし、曲がもたれるのは全部私の責任なんです。打点が出ていなくて音の後に振っているんでは指揮をしているとはとてもいえないし、演奏を邪魔しているだけです。
これからは月に1回全通しをやるときに必ずビデオ録画して自分の指揮をチェックすることにします。少しでもいい指揮者になりたいし、その為にできる努力はするつもりです。
皆さん!特に弦楽器の皆さんは自分の練習姿を鏡で見るとか、ビデオで見るとかすることをおすすめします。いろんな発見があるはずですし、より効果的に練習ができると思いますよ。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第23回練習報告 2007年02月03日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 弦練開始(管楽器の方は13時過ぎに到着するようにしてください)
13:30 コンチェルタンテ(オーボエとホルン奏者は時間前に来てください)
14:30 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
15:00 合奏開始(順番は未定)
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)
練習参加者30名(うち食事会参加者14名)

ミーティングの連絡事項
・今週から弦の方はプルトを組んで練習します。楽譜の製本は正しいやり方でしておいてください。
・譜面台の高さは本番では揃えますが、練習の時も周りに合わせるように意識しましょう。
・来週は合宿になります。遅刻か急な不参加の場合、必ず音楽監督か宿へ連絡をしてください。事故などがあってはいけませんので、十分気をつけてください。また、万が一に備えて保険証のコピーなども持ってきてください。
・Yahoo!グループで第2回定期演奏会のメイン曲の予備調査をしています。ニックネーム登録をしてぜひ投票してください。
・通信は必ず読んでください。楽団からのメールには必ず目を通してください。
・合宿の支払い自主的に協力してくださいね。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト コンチェルタンテ
2)ベートーヴェン コリオラン序曲
3)ベートーヴェン 交響曲7番
4)アンコール曲

どの曲もだんだん仕上がってきましたが、こういうときこそ基本的なことを再度考えてみましょうね。by音楽監督