第28回練習報告

本番まであと55日。土曜日の通常練習は8回という事になります。これを8回しか、と考えるか、8回もと考えるかは個人の問題だと思いますが、どちらにしてもあと8回。ここから飛躍的に上達する、という事は通常ありません。
であるならば、今出来るところをしっかりさらって、そして表現できるように考えて、さらに出来ないところがあるのならそういう部分を少しずつつぶしていくというのが正しい本番前の過ごし方なのだと私は思っています。
練習でもお話ししましたが、これから求められるのは「集中力」と「体力」です。この二つが欠けると演奏は乱れてぼろぼろになります。まぁ、集中力の方は本番1発の火事場のクソ力で何とかなるんですが、体力はそうはいきません。
2時間弱集中して演奏するというのは思いのほか大変です。本番の為にも「練習の時に集中する」という事を心がけてください。
演奏についてですが、テンポが上がって勢いのある演奏というのはいいのですが、だからといって乱雑に、乱暴な演奏は絶対にしないでください。汚い音というのは楽器にとっても絶対にいい影響はありません。
人間は多少汚い音を聞いても、修正できますが、楽器は汚い音で演奏し続けるとその音を「覚えて」しまいます。修正は難しくなりますから、普段から「丁寧に」「きれいないい音」で演奏してください。
フォルテッシモの時に雑な音が出るのは絶対に良くありません。そういう時こそオーケストラに溶け込む音色を心がけてください。
逆にピアニシッモの時に音が「固く」なるのも凄く気になります。ピアニッシモで小さな音量を求めると「音が固くなる」のは本末転倒です。ピアニッシモは「柔らかく」です。身体を小さく固くしていたのではいい音色のピアニッシモは出てきません。
一生懸命さらっている結果はきちんと出ていると思います。あと、少し、ほんの少し集中すると演奏はもっともっと良くなります。
うちのオーケストラは50人弱ですが、私を含めて全員が「心を一つ」にする事によって演奏は成り立つのだと思いますし、私はそういうオーケストラをやりたくてこのオケを作ったんです。
頑張りましょう!私も頑張ります。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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