見た目は凄く大切

今日は演奏会の時に使う「譜面隠し」を発注しました。初めてオーケストラの演奏会に乗る人は「譜面隠し」とは何のこっちゃと思うかもしれませんが、譜面台に敷く下敷きみたいなもので、要は皆さんの譜面がお客さんから見えないようにするものです。
なんでそんなものがあるの?と思うかもしれませんが、ステージ上では「見た目」というのは凄く大切なんです。
オーケストラの団員が揃って燕尾服を着てステージに乗るのは、もちろん歴史的な意味もあるのですが、見た目が揃っている方が美しく上手に見えるからだという事もあると思います。
譜面隠しもその一つです。私が練習の時に譜面台の高さを揃えて、というのも一緒です。見た目はなるべく揃っている方がいい。音色的な意味もありますが、弦楽器のボウイングも同様ですね。
はっきり言えば、うちの演奏は揃ってはいません。むしろバラバラ(笑)。であれば、なるべく揃っているように印象づけられるようにしましょう。
男性の服装は、黒いスーツです。いいですか、黒ですよ。紺やグレーは駄目です。一人違うとみんながバラバラの印象を与えてしまいます。女性も黒いブラウスに黒いスカートまたは黒いパンツ。ワンピースでもかまいませんが、必ず袖のあるもの、スカートは膝より下のもの(出来れば足首まで隠れるもの)が好ましいです。
私は本来はドレスコードなんてつまらないと考える人間ですが、こういう事も全部ステージの上では「音楽の要素」の一つだと考えています。
文吹団長がよく「ビジュアル系」と言っていますが、これは少なくともステージの上では当たり前の事なんです。
あ、付け加えておきますが、ステージに出たら「猫背」には気をつけてください。猫背の奏者って「本当に下手くそそうに見えます」から。ステージに出たら、堂々と背筋を伸ばして、胸を張って顎を引いてください。
それだけでも全然違って見えますよ。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

“見た目は凄く大切” への2件の返信

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    ノースリーブは大丈夫でしたよね?!

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