最近仕事が上手く行っていなくって気分はずんどこなんです。私は実は音楽で気分転換というのがあんまり出来ないタイプなんですが、どうしても気分を変えたくって、ドボルジャークを聞いてみました。
ドボルジャークって聞いていると、楽しいんですが、音楽的に「田舎もん」なところがあって、「ダサっ」て思う事が少なくないです。
ただね、凄く美しいメロディーがあり、素朴な感じが凄くグッと来るのも事実だったりします。
今日聞いたのは私が一番好きな8番なんですが、冒頭のメロディーの美しさ、3楽章の素晴らしいワルツ、今日のちょっと小雨降る天候と相まって私を癒してくれました。
うちの楽団はドイツ・オーストリア系の作曲家にとりあえず挑んでいますが、いずれスラブ系の作曲家やラテン系の作曲家、アングロ・サクソン系の作曲家にも挑戦する事でしょう(もしかしたら日本の作曲家もね)。
色んな国の色んな作曲家の曲とじっくり付き合えるというのは実はアマオケの特典なんだと私は思っています。プロのオケだと多くたって3回か4回の練習で本番でしょう?基礎力があるから大抵の曲は演奏できるのだと思いますが、回数を重ねる事で分かる事だってあるはずなんです。
シューマンのように管弦楽法の下手な作曲家の場合、プロオケよりも、アマオケの方がいい演奏をするという評判もあるようです。
ベートーヴェンの7番、毎回通してというわけではないですが、少なくとも20回以上は練習しました。この名曲をこんなにいっぱい演奏できるなんてそれだけでも幸せな事なんだって思います。
色んな作曲家の色んな作品に向き合う。そんな基本的な音楽の楽しみを再認識した一日でした。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。