BPO第42回練習報告 2007年05月19日 文京区立第三中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:30 文京区役所前集合
13:00 文京三中入校
13:20 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
13:30 合奏開始 ティート、時計、エロイカ、結婚行進曲
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 文吹と合同でボウリング大会→食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者24名(うち食事会参加者9名)
1stVn5名/2ndVn4名/Va1名/Vc2名/Cb0名/Fl1名/Ob3名/Cl2名/Fg1名/Hr2名/Tp1名/Perc1名

ミーティングの連絡事項
・改めまして、学校使用の規定をしっかり守ってください。名札は絶対に着けてください。またゴミは持ち帰ってください。
・これから人数が増えます。先輩の方は自分が見学に来た日を忘れずに積極的に声をかけてください。
・これから人数が増えます。楽器の保管には十分気をつけてください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト  皇帝ティートの慈悲序曲
2)ハイドン    交響曲101番「時計」
3)ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」
4)メンデルスゾーン 結婚行進曲

ゆっくりのテンポで練習しています。そのうち早くなりますから、いまのうちにしっかりリズムと音程をとれるようにしましょう。by音楽監督

3ですよ。3。
私は割と数字にこだわりを持つタイプなのですが、これって男の人に多いんですかね?
私は基本的には奇数が好きなんですが、私のラッキーナンバーは14と23なんです(全く関係ないですね)。
さて、これは合奏の時にお話ししようと思っていたんですが、音楽では「3」という数字は非常に意味のある数字なんです。
4分の4拍子の楽譜は音部記号の横に「C」と書かれていますよね?楽典などによると、あれはもともと4分の3拍子が「完全拍子」という事で「O」と書かれていて、4拍子は不完全なので、間が抜けている、のだそうです。
日本人的な感覚でいうと、2拍子や4拍子の方が据わりが良くて、基本的な拍子のように感じますが、実際音楽(というかここで私が音楽と言っているのは、「西洋音楽」という事ですね)では3拍子が基本なのだ、という事です。
これを日本人は農耕民族で、西洋の騎馬のギャロップが3拍子である事からその違いを説明する向きもあるようですが、私はそんな単純な事ではないと思います。
聖書の事を知っている人は「三位一体」という単語をご存知だと思いますが、もともと西洋文化というのは3なんだという事があるのかもしれません。
私の指揮の先生である橋本先生は「西洋音楽をやるには、西洋の歴史や文化や言語なども知っていないといけません」とおっしゃっていましたが、全くその通りだと思います。
因に、譜面台の足も3本ですし、丸いピアノ椅子も足は3本。ピアノも足は3本ですね。
そしてこれは偶然ではないと思いますが、私たちが今やっているベートーヴェンの交響曲3番は、3拍子で始まります。音楽史上の奇跡と言われるこの曲には恐らくいっぱい解き明かさなければならない、ミステリーが詰まっていると思います。
これは分からない人にはミステリーである事すら分からないと思います。13ヶ月後にいっぱい謎を見つけてその謎解きが出来ていると楽しいですね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

百聞は一見に如かず

うちの楽団は毎週練習が終わったあとに写真を撮ってサイトに掲載しています。私の方では可能な限りブログを書いて楽団の活動について包み隠さず広く公開しています。
先週見学に来られた方が、サイトで楽団の様子が分かったので見学に来やすかったと言ってくださいました。
本当は練習の時の録音もみんなに聴いてもらいたいのですが、流石にそこ迄は恥ずかしくて出来ません(笑)。ただ、見学を申し込んでもらえれば見学に来る前に録音を聴く事も可能なので、その意味ではうちの楽団の事を知るには、見学に来る前に相当情報を公開しています。
私は楽団の運営も、音楽作りも、楽団の雰囲気も、練習も何も隠す事はないと思っています。特に秘密もないし、私が当たり前だと思う事をやっているだけなので、もしかしたら音楽の教育を受けた人から見たら間違っている事がいっぱいあるのかもしれませんが、うちの楽団にはうちのやり方があると思っています。
もっとうちの楽団の事を知りたければ、mixiにもコミュがありますし、素知らぬ顔をして毎週土曜日に千駄木の「ふく膳」という居酒屋に来てくれれば、うちの楽団員が18時過ぎに大挙して現れます(笑)。
百聞は一見にしかず、知らないものは好きになれません。多くの人にうちの楽団の事知ってもらって、好きになってもらいたいなぁ…。
まだまだ弦楽器募集中ですし、ファゴットとホルンにも空きがあります(今日現在)。

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既成概念をぶっ飛ばせ!

この前の土曜日の練習でお話ししたんですが、皆さんCD聴き過ぎです(笑)。ていうか、多分1枚のCDを何回も聴いていると思われる節があります。というのも、いつも同じテンポで同じ場所でリタルダンドをして、同じ場所でアッチェルします。
それが楽譜由来のもので、演奏上のアゴーギクならいいのですが、どうも私の耳にはそうは聞こえません。多分聴いているCDのテンポをそのまんま演奏しているだけのような気がします。
基本的に私はCDを聴かないで欲しいんです。楽譜を読み込んで、スコアを読んでそこからテンポをアゴーギクを読み取って欲しいんです。
とはいいながらも、私も楽譜読むの苦手なんです(笑)。
ではどうしたらいいか?というと、それは1枚のCDではなくて、多くのCDを聴いて欲しいんです。
世界中に色んなオーケストラがあって、色んな指揮者と演奏したCDが残っています。1枚をじっくり聞き込むのは百害あって一利無し。少なくとも2枚や3枚は聴いて演奏の違いを分かって欲しいんです。
今週の練習から、とにかく曲想を掴む為の通し練習をしますが、その中で皆さんの持っている既成概念を、既成テンポをぶっ飛ばしていきます(笑)。一旦全部ぶっ壊してから、一から新しい「私たちのテンポ」を作っていきましょう。
最初はちょっと抵抗があるかもしれませんが、音楽を作るアプローチとしては必要なものだと私は思います。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

テーマ

初見が終わったので、これから私はスコアの勉強に取りかからなければなりません。本来ならば指揮者は練習開始時にスコアの勉強は終わっていなければなりませんが、私は初見迄はみんなと一緒に練習をしようと決めているのです。
さて、昨日自分の練習能力に疑問を感じた私ですが、今後の練習をどうするかについては迷いはありません。楽団員のレベルアップは勿論ですが、初心者や未経験者が合奏に入りやすいように、その導入を行うのが私の最大の役割です。
いたずらに面白さだけを追求したりはしません。方法論もなくやりたい事だけをする事もしません。愚直な迄に基礎練習は行いますし、その代わり、効果的と思える色んなアプローチを試してみます。
特に、今シーズンはうちのオケの音色を追求して行ける年になればいいな、と思っています。私の目指す弦と木管と金管と打楽器がそれぞれに解け合い、順番に前に出て行けるような音が出るように練習していきたいのです。
さらに欲を言えば、縦を合わせて、濁りのない音にしたいですし、ダイナミックレンジをもっと広げたいです。もっと大きな音を出して欲しいし、もっと小さな音を出して欲しいです。
私は指揮者として、もっと短い予備拍でしっかり楽団員にテンポを示したいし、そのテンポがもっと説得力のあるものになるようにしっかりスコアの読み込みをしていこうと思っています。

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新しいシーズンそして初見大会

演奏会が終わり一区切りがつきました。楽団としては新しいシーズンとなります。気分一新ですが、絶対に忘れては行けない事があります。それはこの楽団をどうして始めたか?です。そしてその決まり事です。
この楽団は100年続ける為に始めました。作って演奏会何回かやって解散する為ではありません。そして音楽の敷居を低くして、初心者や未経験者ともオーケストラで演奏する楽しみを共有したいんです。
もちろんだからといって下手くそでいいわけではなくて、毎回の練習を通してしっかりと少しずつでもいいから上手になる事を目指します。
でも楽団て長く続くと色んな事を忘れちゃうんです。人間は新しい事に興味が移っちゃうもんなんです。それでは駄目です。
進化はし続けますが、初心は絶対に忘れません。そんな楽団にしたいんです。
さて、今日の練習はなんとヴァイオリン1人、ヴィオラ2人、ホルン2人、トランペット1人、パーカッション1人の見学者が来てくれました。ありがたい事ですが、これも絶対に忘れてはいけない事ですが、誰もがみんな最初は見学者だったんです。
最初、凄く勇気を奮って見学希望のメールを出して、行く当日も楽しみ半分、ちゃんと出来るだろうか?どんな人がいるだろうか?と不安も半分だったはずです。
見学の方が来たらどんなことでもいいから、声をかけるようにしましょう。挨拶だけでもいいです。どこに住んでいるんですか?でもいいですし、天気がいいですね?でもいいです。
なんか困っている事がないか、不思議に思っている事はないか、さり気なく温かい目で見守って欲しいんです。
うちの楽団は決して仲間内だけの結束が固い身内意識の強い楽団にはなりません。色んな人を幅広く受け入れる、懐の深い楽団になりたいんです。
そして、今日のメインイベントは「大初見大会」です。
初めて目にする楽譜を睨みつけながら音を出す「初見」は、皆さんが持っている実力を自分で確認するいい機会です。初見が出来る人は音楽の実力が高い人です。出来ない人、苦手な人は、音階練習が足りません。もっと多くの楽譜を読んで演奏するようにしましょう。
そして、人との出会いもそうですが、楽譜との出会いでも「初見」というのは1回しかないんです。繰り返します「初めてというのは1回しかないんです」。
演奏できなくて当たり前、嫌な汗をかいて、必死に楽譜にかじりついていく事を楽しんで欲しいし、初見を繰り返す事によって楽器の演奏が上達するんです。
今日の皆さんは七転八倒していましたが、初見が楽しかった人はどれくらいいるでしょうか?自分が出来なくて、みんなと合わなくてイライラしている人もいましたが、それは指揮者の責任ですね。
もっと初見を楽しんでもらえるようにもっと工夫しないといけないなと、強く思いました。その為には弦と管の分奏を強化しますし、ハイドンみたいな曲をドンドンやってもらおうと思います。
色んな楽譜に挑戦もしてもらいますが、一つの楽譜とじっくり付き合う事も重要です。これから13ヶ月ありますから、テーマを持って昨日の自分を乗り越えていきましょう。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第41回練習報告 2007年05月11日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 楽譜配布
13:20 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
13:40 入団面接
14:00 合奏開始 ティート、時計、エロイカ、結婚行進曲
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者35名(うち食事会参加者16名)

ミーティングの連絡事項
・改めまして、学校使用の規定をしっかり守ってください。名札は絶対に着けてください。またゴミは持ち帰ってください。
・これから人数が増えます。先輩の方は自分が見学に来た日を忘れずに積極的に声をかけてください。
・これから人数が増えます。楽器の保管には十分気をつけてください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト  皇帝ティートの慈悲序曲
2)ハイドン    交響曲101番「時計」
3)ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」
4)メンデルスゾーン 結婚行進曲

練習音源

初見大会楽しかったですね。でももう少し楽しんでもらえるように工夫が必要だと感じました。by音楽監督

ウォーリーを探せ

演奏会の時の画像をCDで受け取りました。およそ2ギガ、CDで4枚になりました。うちではCDが焼けないので、楽団員の誰かに、CDかDVDでコピーを作って欲しいのですが、スタッフ分も含めて約60枚にもなるんです(誰か助けてぇ)。
ということで、公式サイトのメインページ集合写真を掲載しました(驚いたでしょ?)。画像というのは恐ろしいですね。音が聞こえないもんですから、編成こそ小さいもののもの凄く上手な楽団に見えます(苦笑)。
私が指揮をしている写真も何枚かあるのですが(来年以降のプロフィール写真に使います(笑))、それも静止画像だと本当に指揮者に見えます(笑)。
いやぁ、写真というのはいいもんですね。
さて、メインの集合写真ですが、これだけの人間が一斉にカメラを見ているのに、一人だけ他所を見ている人がいます(誰でしょう?)。
そして、スタッフも写っているのですが、一人だけ演奏者で楽器を持っていない人がいます(誰でしょう?)。
穴があく程見てみてくださいね。

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5本目

楽団員の皆さんには以前にお話ししましたが、私は演奏会が終わると指揮棒を新調します。新しい指揮棒で1年間練習して、一緒に頑張った戦友みたいな指揮棒で演奏会に乗る事をおまじないのように守っています。
昨シーズン私は楽団立ち上げの前に木の指揮棒を買って指揮法講座を受講していました。その時からきっと最初の演奏会はベートーヴェンの7番になるだろうと漠然とした思いがあったんです。
7番の小さな編成に合わせて長さも32cmと今迄で一番短い指揮棒にしました。運命って面白いなぁと思いましたが、たった一つ誤算がありました。それは木は「折れる」という事です。
結局2カ所折れて、本番はセロハンテープで止めて振ったんです(笑)。買い直そうか本当に悩んだんですが、この指揮棒は楽団立ち上げ前からともに勉強してきた本当の戦友なんです。やっぱり一緒に本番に臨む事にしました。
本番事故もなく、暗譜でやり切れたのはこの指揮棒のお陰もあったと思っています。
演奏会が終わって「お疲れさま」と声をかけて歴代の指揮棒の横に並べました。一番最初に指揮をした「ドナウの棒」(美しく青きドナウをやった)。2本目は「未完成の棒」(シューベルトの未完成をやった)。3本目はショスタコーヴィッチの5番の時に使った40.5cmもある長い棒です。
そして、今日一緒に「エロイカ」に挑戦する棒を買ってきました。7番の棒よりも2cm長くちょっとだけ太いのを選びました。
こういう指揮棒との出会いも偶然だったりするんです。さぁ、本格的にスタートです。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

目標

さて今週から新しいシーズンの始まりです。
漫然と練習に来てもそれはつまらないと私は思います。どんな個人的な事でもいいので、目標なり、テーマなりを持って練習に望むのがいいと思います。基本的には楽しんで演奏するというのが一番のテーマになると思いますが、もっと大きい音を出すでも、もっときれいな音を出すでも、指揮者に捕まらないとか(笑)、毎回練習に来るとか。
来年の演奏会まではほぼ13ヶ月ありますから、今回はじっくりと練習が出来ます。
音楽監督としていくつかの目標を立てました。欲張りなので、いくつ達成できるか分かりませんが、とにかく目標です。
1)正団員60人(エキストラなしで演奏会をしたい)。
2)来年12月の演奏会の会場確保。
3)コントラバス購入(文林中学校に置かせてもらいます)。
4)トロンボーン入団準備(第3回の定期からはトロンボーン入りの曲をやりたいです)。
5)第2回定期も満席(次回はチケットの印刷をします)。
7)アンサンブル強化(分奏をしっかりやり、縦の線を揃え、うちの楽団らしい音を追求します)
引き続き楽団員の皆さんには音楽に集中して欲しいので、楽団運営は出来るだけコンパクトにやって行きます。まだうちの楽団は何も固まっていないし、あまり固めて行くつもりもないです。固めたいのは「合奏力」です。
音楽的な事以外では、楽団員同士はもっと仲良くして欲しいのですが、逆に内輪受けの馴れ合い楽団になるのは嫌なので、常に新しい人が馴染みやすい雰囲気作りをしていくように注意して行きます。
また、姉妹楽団の文吹との関係も強化したいし、お世話になっている文林中学校にも何らかの形で恩返しがしたいと考えています。
みなさんも自分に何が出来るか考えてみてくださいね。

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