パーフェクトワールド

うちのオケは完璧なオケではありません。私自身もそうですし、皆さんだってそうでしょう。うちのオケが目指すところもそうかもしれません。
いまNHKで吉田秀和のドキュメンタリーをやっていますが、彼のような日本の音楽教育界、評論界の大家の存在は私的には絶対的な支柱なんです。しかし、彼は本流でありエリートなんですね。
うちのオケは練習が始まって2ヶ月が経つのにまだボウイングすらついていないような、多分きちんとした音楽教育を受けた方から見ると「あり得ない」ようないい加減な楽団なんです。
でも、私には二つ考え方があって、一つは「出来る事しかしない」んです。勿論私にボウイングがつけられるなら、つけています。でも私には出来ない。だから出来るようになるまでは我慢です。
因にちょっと話しがずれますが、私は自分が弦楽器ができないことで、皆さんに対して弦楽器の弾き方についてあまり要求してきませんでしたが、私もオケの指揮者として6年のキャリアがあって、それなりの勉強はしてきました。これからは遠慮なく指摘させてもらいます。一緒に音楽を作って行きましょう。
さて、話しを戻しますが、もう一つ。うちのオケは主流ではないですが、亜流でもないです。うちのオケの存在意義は「敷居が低い」事です。敷居が低いという事は入りやすい、という事です。
入ったあとは、勿論少しでも高いところを目指します。昨日の自分を乗り越える為に毎週練習をします。
しかし、その運営についてあるべき姿を目指しはしますが、他のオケがそうしているから、という事でのアプローチはしません(否定は絶対にしませんが、他のオケと同じ事がしたいなら、そのやっているオケに行ってください)。
うちのオケはパーフェクトワールドではありませんが、そこを目指してはやっていこうと思っています。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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