毎週の練習で私はあまり変わった事は言っていないと思っています。特に「音価通りの長さで」という事は割と多く言っていると思います。
不思議な事が一つあるんです。みなさん、どうして音符を短く演奏はするのに、同じ音価通りでないなら長くはならないんでしょうか?
答えは簡単です。皆さんは表現が小さいんです。
勿論音価通り、正しい長さで演奏するのが正解。でも短いよりは長い方がまだましだと思いませんか?
勿論私もオーケストラプレイヤーとして、全体をダラダラと長く吹くよりも、短い方がテンポも出るし、切れもいいとは思いますし、実際にそうする事もあります。
しかし、表現が小さく、音符が短いのは、単に手を抜いているだけです。速いパッセージで指が追いつかないとか、大きな音が出ないとかいうのは、ある種仕方がないかなとも思いますが、音価通りに出来ない(やらないのではなく出来ない)というのは問題です。
テンポゆっくり練習していますから、その点は誤摩化しがききませんし、誤摩化さずにいましっかり練習する事で、その先に進めるのだと思います。
大人の練習は頭次第です。意識を変えて練習してみましょう。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。