ベートーヴェンの7番

地上波しかテレビが見られない人でも、日曜日の朝9時からテレビ朝日でやっている「題名のない音楽会21」と21時からNHK教育でやっている「N響アワー」の二つは見られるでしょう。
今日は珍しい事にその両方の番組でベートーヴェンの7番をやっていました。
実は昨日花火を見たあとで5月の演奏会のCDを久しぶりに聴いたんです。楽団員と一緒に聴くとどんな感じかな?と思ったんですが、やっぱり7番はいい演奏でしたよ。音程は悪いし、デュナーミクもいまいち、縦は揃っていないし、ファーストヴァイオリンは聴こえないし(笑)。
でもね、心のこもった、気持ちが一つになったいい演奏でしたよ。これこそ下手くそなアマオケの真骨頂という演奏でしたよ。
「題名のない音楽会21」の方はスペインのオーケストラでした。ウプププ、なんかスペインのオーケストラがベートヴェンやっているのっておかしくて笑っちゃいました。勿論、「ぢゃあ、日本人のしかもアマチュアのオケはどうなんだ!」というご指摘は御尤もだと思いますがねぇ…。
ヴァイオリンの1プルトと2プルトの裏の女の子がやたらに可愛いのばっかり気になっちゃいましたが、それよりも、指揮者がひどかったなぁ。えええ、ベートーヴェン知っているの?と私なんかが思っちゃうようなひどい指揮っぷりでした。
そんでもって、流石にN響は凄いですね。演奏が綺麗だし、音がまとまっている。でも、生で聴いていないせいもあるかもしれませんが、情熱が伝わって来ないんですよね。
アシュケナージの指揮は本当にへたくそだと思いますが(いっつも鼻触っているし)、彼はちゃんとベートーヴェン分かっていますよ(私なんかが言うまでもなく)。だけどそのアシュケナージの気迫をN響は左に受け流している感じなんですよね。
なんか、真っ正面からぶつかっていない。
4楽章でようやくエンジンがかかったようですが、それでもアシュケナージの指揮にすべて応えているようには、私の目には見えなかったです。
ちょっと生意気にプロオケの批評なんてしちゃいましたけど、そんな事言っている暇があったらもっと私自身勉強しないとだめですね(苦笑)。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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