練習はイメージ

練習って何の為にやるんでしょうか?
出来ないところを出来るようになる為?
それは違います。練習は昨日の自分を乗り越える為にするんです。出来るか、出来ないかは二の次です。
5月から今シーズンの練習を開始してきました。もう4ヶ月同じ曲を練習しています。まぁ、それなりに出来るようになって来た部分もありますが、オーケストラとして土曜日に集まって練習する時に、例えば「先週よりも出来るようになっているだろうか?」と指揮者である私自身に問いかけますし、楽団の演奏内容にも気を配ります。
今日は管分奏を行いました。本当なら木管と金管で別にやりたいのですが、今シーズンまでは一緒になります。
うちの管パートはそれなりにキャリアのある人多い上に、そのみんなが柔軟性があるので、オーケストラプレイヤーとしては無限の可能性を持っています。特にこれから目標としたいのは、弦楽器と解け合う音色の追求です。
しっかり腹筋を使って、温かい息を楽器に吹き込んでください。イメージとして、私が欲しいのは「太い音」です。ロングトーンでしっかり音色を作ってください。タンギングで音の輪郭を表現できるようにしてください。指の練習ばかりではだめですよ。
さて、弦楽器奏者はとにかく「音が小さい」です。普段自宅では大きな音は出せないと思いますが、音楽室はまだまだ余裕があります。もっともっと大きな音が出せるようにならないと、美しいピアニシモも出せないです。
曲なんてどれをやっても同じです。問題はオーケストラとしてどういうサウンドが出せるか?なんです。そしてその全ては頭の中にある「イメージ」がものを言うんです。
これからのパート練習でその辺を追求して行きましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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