指揮のお稽古

以前にも書いたように指揮の練習はその9割以上が楽譜の読み込みです。では、楽譜の読み込みさえ出来れば指揮者としては充分かと言うとそんな事はなくて、やはり指揮棒のテクニックというものが必要ですし、音楽を具現化する知識や言葉も必要です。
私は書物を読んで音楽的な知識を深め、楽譜の読み込みを少しずつ行っていきますが、それと平行してプロの指揮者の指揮を見て、指揮のテクニックを盗むようにしています。
幸い名指揮者のDVDというのはいっぱい発売されていますから、教材には事欠かないわけです。指揮者はいっぱいいますが、上手な指揮者というのは案外少ないものです。逆に指揮が上手なら感動的な名演奏が出来るかというとそうでもないのもまた事実です。
また、(指揮法の技術的に)下手くそな指揮者の演奏から得る事が多いのも事実です。
多分楽団員の殆どは自分の楽器の先生について習っていると思いますが、私にも先生が欲しいのは事実だし、また必要でもあるんですね。なかなか指揮を教えてくれるという場所はないし、アマチュアオーケストラの指導を教えてくれると言う(ある意味奇特な)先生がいないのも事実です。
やっぱりこういうのって経験を積まなきゃダメんなんですね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。