まずは2回目の弦楽四重奏。焦る事はありませんが、楽譜をきちんと読める読める人はドンドン先へ進んで行けますし、演奏を楽しんで曲想を深めて行く事も出来ます。次回から室内楽をやるときはもう少し時間を取るようにします。
ある程度のところまで行けば、楽譜をお渡ししますし、もっと長い複雑な曲のアンサンブルを楽しんでみましょう。当面は「楽譜を読んですぐ演奏する」という事を中心にやって行きますから皆さんはまず、「音階」をさらっておいてください。
次に今日はコンサートマスターとフォアシュピーラーを指名させていただきました。今までもコンサートマスターはいましたが、今日から2人体制です。また、フォアシュピーラーは次席奏者や見本奏者と訳されますが、うちの楽団の場合はコンサートマスターの演奏の手助けや、技術的な部分を奏者にアドバイスする役割を担ってもらいます。
因にフォアシュピーラーは他の弦楽器にも担当を決めようと思いますが、どちらにしても出席率の良い方で、人間的に優れていて、技術を他人に教えられるという事が条件になります。
うちの楽団は初心者からベテランまでレベルに差が大きいので、その差を埋めて、初心者の技術的な不安を解消するのが目的です。決して役職をつけて威張ってもらうのが目的ではありません(笑)。
さて、室内楽と入団面接で合奏が1時間押し(笑)。始まったベートーヴェンの2楽章。良かったですねぇ。今週の録音は室内楽も含めてぜひ聴いてみてください。良い演奏とはこのようにみんなが集中してやった演奏の事で、技術的に完璧な演奏の事ではないんです。
今の段階でここまで出来るという事は本番は相当な上積みが期待できます。
それにしても1年と2ヶ月でここまでのオケになるとは本当に感心します。みんな人間的にとても魅力的で、他人を攻撃する事や排他的な事はなく、マナーを守りとてもフレンドリーでアットホームなオーケストラを作る事が目的でしたが、今の楽団の雰囲気はどこへ出しても全く恥ずかしくない、自慢のオーケストラです。
しかも各人が真面目に向上心を持って練習してくれるので、アンサンブル力が日に日に増しています。
私は毎週土曜日の練習が楽しみで仕方がありませんが、今後は皆さんもっと「指揮を見られるように」指揮の見方を含めて練習を勧めて行こうと思います。
楽団の進歩は即ち皆さんの進歩です。みんなで進歩していける楽団になりましょう。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。