運命

そういえば、と思い出したように知人が貸してくれたあるアマオケの演奏会のDVDを見ました。ベートーヴェンの運命が演目なのですが、ファーストヴァイオリン3プル、セカンドヴァイオリン2プル半、ヴィオラ1プル、チェロ2プル、コントラバス1プル半の小さな編成なのにこの難曲を最後までソツなく演奏していました。
それに引き換えうちのオケは、人数ばっかり多くなって、演奏の丁寧さがないよなぁと反省。勿論うちのオケだって他にいいところいっぱいあるから、ダメだとは思わないんですが、「演奏の丁寧さ」というのは必要だなと。
こういうのって難しくて、端正な演奏というのは逆を返すとお行儀がよく面白味に欠けるとも言えます。オケをどういう風に演奏させるかは指揮者の力もあるとは思いますが、オケの持っている力の部分も大きいような感じがします。
まぁ、どちらがいいとか悪いとか言う事ではないのですが、人間というのは無い物ねだりをしてしまうものでね(笑)。
閑話休題。この「運命」の出だし。指揮者にとっては最も嫌な曲の一つだし、オケにとっては指揮者を徹底的にいじめられる場面でもあります。うちのオケでもきっと10年以内には演奏する曲だと思います。今のうちからこそっと練習しているのは内緒です(笑)。
さて、弦楽器の皆さんは一旦プルトが決まりました(正団員のみ)。定員に達していないパートは今後の入団状況を見て変更するかもしれませんが、基本的には11月からはプルトを組んでの練習になります。
まだ、エンジンをかけるには早いですが、年明けから来年のウインターコンサートの曲の練習もぼちぼち始めるので、時間がたっぷりあるという状態でもありません。効率よく練習をして、少しでもまとまったいい演奏が出来るように頑張りましょう。
というか、譜読みが足りていなくて焦っているのは実は私なんですけどね(汗)。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。