新年1回目の練習

08年の練習が今日から始まりました。今年もほぼ毎週50回の練習が待っています(笑)。
今年の目標の第一はアンサンブルの強化です。それぞれがそれぞれで音を出しっぱなしなのではなく、他のパートを聞いて、そこに付けるのか、そちらをリードするのか、どう音を渡して、どう音を貰うのか、そんなことを考えながら合奏しましょう。
その結果、ピッタリ合った時の快感は一度味わうと病みつきになること請け合いです。
さて、昨年末から今年の12月の演奏会に向けて新曲ラッシュですが、初見というのは本当に楽しいものです。特にうちの楽団にとって初めて出会う作曲家の譜面というのは譜面を眺めても、音を出しても楽しいものです。
演奏できないことでストレスを感じる人もいるかもしれませんが、初見がきくようになるには2つのことをやるしかありません。
1つは音階練習です。音階練習はとにかく練習の基礎中の基礎です。音階練習やらない人はいくら年月を重ねても上手にはなりません。これだけははっきり言えます。そして逆に言えば、音階練習をすることが楽器上達の「最高の近道」です。これ以上の近道は他にはありません(楽器の天才でもない限りは)。
そして、もう1つは「初見をいっぱいやる」です。楽譜というのは「読む」ものです。ということは「読み方」というのがあるのです。日本語を読み慣れているかどうかで、文章を読むスピードが違うように、楽譜も結局のところは、慣れているかどうか、がポイントなのです。
初見は演奏できないから、苦手だから、と言って敬遠している人はいつまでたっても初見がききません。初見がきかない人は練習にもの凄く時間がかかります。結果上達に時間がかかり、練習が辛くなります。
悪循環ですね。
毎日メトロノームをかけて音階練習をやる。いやがらずに初見にドンドン挑戦する。これが社会人になって楽器を始めた人間にとって楽器上達の「最短距離」です。断言します。
さて、5月の演奏会に向けてですが、5月の演奏会は全曲古典派の曲です(実は私はベートーヴェンは古典派だとは思っていないのですが)。古典派の曲は曲の解釈以前にまずは楽譜に忠実に演奏することが求められます。
勝手な癖を出したり、自分勝手な解釈をするのは合奏を乱す元です。とにかく「楽譜に忠実に」これが全てです。
今年もしっかり練習して、少しずつ上達していきましょうね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

コメントを残す