ウィーン古典派

5月の演奏会に向かっての練習が続いていますが、5月の演奏会はウィーン古典派と呼ばれるハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンの3人を真っ正面からとらえて行きます。
楽団としての合奏のまとまりや、音色、表現などはあると思うのですが、まずはこの3人の巨匠の作品を「それらしく」演奏すること、というのが求められると思います。
昨年秋くらいから、私の口からも「ハイドンらしく」「モーツアルトらしく」「ベートーヴェンらしく」という単語が頻繁に出て来るようになりましたが、それは一体どういうことなんでしょう?
これを言葉で説明するのは難しいのですが、乱暴に言っちゃえば、音楽ですから言葉でなんか説明できない(爆)んですね。
その中で、如何に楽譜を読み込んで作曲家の意図を汲み取るか、というのが演奏をする上で大きなポイントになると言い換えてもいいでしょう。
因に今日時点ですが、ハイドンはまぁまぁいい仕上がりになってきましたが、モーツアルトとベートーヴェンはまだまだ積み残しがあります。
今日の練習でも言いましたが、個人練習では必ずメトロノームをかけて練習してください。5分でもいや、3分でもいいですから音階練習をしてください。大人の練習ですから効率よく、その為にはメトロノームと音階は最短距離です。
そして、今日の練習で皆さんに提案致しましたが、「大きな音の出る演奏家」になってください。皆さんまだまだまだまだ音が小さいです。音を大きくしたら汚くなるから、と言って出さない人がいますが、それは話しが逆です。
まずは大きな音を出す。そしてそれを段々いい音にしていくんです。いい音の音量を上げて行くのでは時間がかかりすぎます。
アマオケの上手下手の基準は色々ありますが、表現の幅を広げるためにも、まずはデューナーミクをしっかりやりたいんです。とにかく「文京フィルって、どでかい音が出るなぁ」と思われるように練習しましょう。私もそう指導していきます。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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