久々の練習報告

08-09シーズンも順調にスタートして、毎回の弦と管の分奏もかなり充実してきました。ティンパニの修理と交換で打楽器を貸してもらえることになったので、練習も随分音の厚みが増してきました。
残念ながら、ファゴットがゼロ、ファーストヴァイオリン大体2プルト半、ヴィオラとチェロ1プルト、コントラバス…。という状態ではありますが、確実に練習の中身は充実しているし、楽団としても進歩しているなぁと感じています。
とはいえ、いま一番苦戦しているのが映画音楽とくるみ割り人形です。くるみ割り人形は特に各パートに難所が待ち受けている上に、今までの古典派とは全く違い、より音楽の表現が必要になってきます(古典派だって表現はありますが、楽譜に忠実にしていればある程度形にはなると思うんですが、ロマン以降はその比重が変わって来る)。
今日も練習で話しをしたんですが、バレエのくるみ割り人形を見たことがない人がこの曲を演奏すると「どうしても踊れない」演奏になっちゃうんだと思うんです。ロイド=ウエバーのミュージカルを見たことがない人、007やスターウォーズやサウンド・オブ・ミュージックを見たことがない人はどうしても見た人に比べてイメージに乏しい演奏になっちゃうんだと思うんです(逆に楽譜だけでそこまで出来る人がいたら、その人はちゃんと楽譜が読める人なんだと思います)。
楽譜を読み込むことは勿論基本中の基本ですが、その補助として映画やCDを聞くことをお勧めします。というか、今後練習の中で可能な限り、映像や音源をみんなで一緒に聞いて理解を深めていきましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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