よいオーケストラプレイヤーになるためのたった2つのポイント

こういうタイトルの本書いたら、もの凄く売れると思いませんか?
でも、たった2つだけでいいオーケストラ奏者になれると私は考えていますし、実際にうちの楽団員には口を酸っぱくして2つのことだけを言っています。実際にやっているかどうかは分からないし、やらないからうちにいるのかも(毒舌)知れませんが、とにかくポイントは2つだけ。
「死ぬほど音階練習をする」
音階練習やっていますか?パラパラと得意な音階を2つ3つやるだけじゃダメです。12の長音階、12の短音階(可能なら3種類)全部やらなきゃダメです。いい音色で、音程をしっかり確認しながらやってください。
音階練習は絶対に裏切りません。音程が良くなるし、初見に強くなります。オーケストラプレイヤーとして色んな曲をやっていくには最短距離の練習です。難しいエチュードをやるのもいいですが、限られた時間を有効に使うにはとにかく音階練習です。
音階練習をバリエーションを持って、やれば更に効果的です。音階練習なんて下手くそがやるものだ、というのも間違った考え方です。上手なヴェテランこそこの音階を重要視すると私は思っています。
「曲の練習をする時は必ずメトロノームをかける」
メトロノームかけて練習していますか?大抵のアマチュア奏者はメトロノーム嫌いです。メトロノームのテンポは生きていないから、演奏しにくい、という人多いと思います。
逆です。メトロノームのテンポにさえ合わせられないのであれば、指揮者の生きたテンポに合わせることは不可能です。結局自分の演奏しやすいように演奏しているだけでは、いつまでたっても合奏に「はまりません」。
たったこれだけです。難しいことなんて全然ないんですが、この2つを全くしない人が殆どだと思います(うちのオケだけですかね?)。
一つだけはっきりしていることがあります。苦手なこと、嫌なことを避けて楽器が上手になるなんて言う、虫のいい話しは絶対にありません。
もう一度繰り返して書きます。「音階練習が上達の最短距離」。忘れないでください。
因にうちの楽団員で、音階に自信のある方、一度私が聞いてあげますから、是非申し出てください。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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