ファンの存在

音楽に限らず芸術というのは必ず双方向で、作った人と鑑賞する人の存在があって完成するのだと芸術論で習いました。
音楽の場合は、作曲した人、演奏する人、鑑賞する人と3方向でのやり取りがあり、アマチュアではあるものの我々演奏家は、作曲家とも向き合えるし、お客さんとも向き合えるという非常に幸せな立場にいるわけです。
私は特にお客さんというのは大切だと思っています。
アマチュアオーケストラの演奏会と言えば、殆どは身内がチケットを持ってやって来る、というイメージがあるのですが、一部のアマチュアで非常に上手なところは一般のお客さんも大勢動員できているそうです。
そりゃあそうですよね、いい演奏でプロより安い入場料ならお得ですもんね。
残念ながらそういう意味ではうちの楽団は「初心者歓迎」を標榜している段階で「上手な演奏」は努力目標でしかないんです。勿論一生懸命練習をしていますが、うちの楽団は音程は悪いし、縦は揃わないし、バランスは悪いし、指揮は下手だし、と決してお客さんが満足するようなレベルの高い演奏はしばらくできないんです。
しかし、私はそれでも身内だけが集まるような演奏会で満足はしたくないんです。ある程度うちの楽団の事を理解してくれた「ファン」がついてくれる事を願っていますし、その為に出来る事をいつも考えています。
この12月の演奏会も映画音楽とバレエをプログラムしてクラシック音楽を聞き慣れないお客さんにも楽しんでもらおうと思っています。そういうお客さんが生のオーケストラを聴いて、少しでもクラシック音楽に興味を持ってくれれば最高の幸せなんですね。
12月の演奏会は西新井のギャラクシティで900名のキャパシティがあります。私にとっては関連団体を含めて未曾有の人数です。
しかし、楽団のファンを増やす為にもとにかく演奏会に足を運んでもらえるように頑張ります。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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