楽譜の重み

ブログの更新久しぶりになっちゃいました(すいません)。
うちの楽団は今年から年に2回の演奏会をするんですが、何せ初心者が多いので一つの演奏会の曲を半年で仕上げるのはなかなか難しいんです。そこで2つの演奏会の曲をまんべんなく練習するんですが、必然的に演奏会が目前になると遠い方の演奏会の曲はほっぽらかして、目の前の目標に集中することになります。
来年5月の演奏会の曲、メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」、ハイドン「告別」、シューベルト「悲劇的」の3曲は今日を最後に、演奏会終わりの12月27日まで2ヶ月間お休みになります。
最後に全通しをやったのですが、この3曲を演奏するのが久しぶりだったにもかかわらず、なかなかよく出来ているのに驚きました。
そして、その一方で「もの凄く疲れました」(笑)。
何故だろう?と考えてみたのですが、やはり「楽譜の重み」だろうと思います。本来はそんなものあってはいけないのかもしれませんが、仮に同じ時間同じ音符の曲があったとして片方は気軽に楽しく演奏できるのに対し、片方はもの凄く精神的に疲れる。
これって、音楽をやったことのある人なら何となく理解してもらえると思います。
12月の演奏会の曲はチャイコフスキーはあるもののバレエ音楽で、それ以外は映画音楽やミュージカルメドレーなんですが、やはりそれらの曲と、交響曲なんかは疲れ方が全然違うんです(これは感じ方の問題かもしれませんが)。
私は基本的にオーケストラというのは交響曲を演奏する為にあるもんだと決めつけているわけですが、そのオーケストラの本懐ともいうべき交響曲に取り組むのは、やはり生半可な気持ちでは出来ないし、逆に達成感や充実感は計り知れないものがあると考えています。
ただね、では「軽い楽譜」がいけないのか?と言うとそんなこともなくて、映画音楽に一生懸命取り組んだからこそ、古典のよさが分かったともいえるのだと理解しています。
うちの楽団は古今東西管弦楽の楽譜があればどんな曲でもやります。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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