見た目も大切

私は音楽家って見た目も大切だと思うんですね。
演奏会のビデオを見て反省しているところですが、うちの楽団員姿勢が悪かったり、苦悶の表情で演奏していたりして、舞台上の所作が美しくないんですね。なにもにやけながら演奏しろと言っているのではないんです。
微笑みながら、と言うか軟らかい表情で演奏してほしいなぁ、と思うんです。
昨日六本木のキャバーンクラブと言うビートルズのコピーバンドをやっているライブハウスへ行ったんですが(年に何回回訓ですが)ビートルズってお揃いの服を来ていたじゃないですか!ああいう統一感というのは演奏にも視覚的に効果があるんだと私は思っています。
例えば、うちの演奏会は『譜面隠し」を赤で統一しています。譜面隠し本来の役割から言えば赤である必要はないし、譜面隠しの必要のない譜面台もあるとは思いますが、私は頑に『効き色」としての赤を舞台に配置します。因に私の靴下も必ず赤です。
こういう統一感は音楽本来とは関係ありませんが、私は人間の心理に働きかける無意識への効果があると考えています。譜面台の高さを揃えたり、椅子の向きに気を配ったりするのも同様です。
いつもは女性の服に関してはうるさくコードを決めるのですが、今回はまったく自由にしてみました。カラフルで全体的に華やかになりよかったと思っていますが、5月の演奏会では再び黒い衣装に戻します(カラードレスは再来年のニューイヤーコンサートまでお預けです)。
因にステージ上の歩き方や挨拶の仕方など、私も友人からいつも指摘を受けるのですが、楽団員もそういうところにも気を回してほしいなぁ。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。