音楽用語と音楽の流れ

私は高圧的な物言いをするんで、怖いかもしれませんが、全然そんなことないっすよ(と一応へりくだってみる(笑))。
ムラヴィンスキーはひと睨みしただけで、もの凄いフォルテを楽団から引き出したそうですし、フリッツ・ライナーなども本当に怖かったようですし、トスカニーニやカラヤンなど一体に怖い指揮者は多かったようですが、私はそんな指揮者じゃないですよ。
とはいえ、私の高圧的な物言いで、演奏がビビっちゃう時が多々あるようで、これは私の反省点だなぁ。指揮者が楽団を萎縮させるというのは本末転倒だと思うんですよ。
やっぱりノビノビと楽団員に演奏してもらいたい。本当にそう思っています。
さて、今日は管楽器がえらく捕まりましたが、シューベルトの管楽器の使い方、私は好きなんですね。シューベルトの音楽で一番必要なのは「美しい音色」です。汚い音を好む音楽家は、勿論皆無ですが、シューベルトの音楽にはとにかく汚い音楽は似合わない。
美しい音というのは、アマチュアの場合言い換えると「丁寧な音」です。雑で乱暴な音はいりません。
また、自分のフレーズが終わったら終わり、ではないんですね。次のフレーズに続ける、前のフレーズから受け取る。管楽器は一つのセクションで、全員が終わるまでは、音のないパートでさえ気を抜いてはいけないんです。
一つの音とか、一つの小節とか、自分のパートとか、小さな意識から解き放たれて、大きな音楽の流れを意識しながら、自分の役割を全うしてみましょうね。
さて、今日の練習中で、音楽用語について話しが出ました。「con forza」を「強く」と解釈して、はっきりと強く演奏したホルンパート、その解釈は間違っていませんが、「con forza」をイコール「強く」と解釈するのは間違っています。
言葉というのは色んなニュアンスがあります。一つの言葉が一つの解釈しかない、一つのニュアンスしか含まない、ということはあり得ません。
これは言語学を勉強している私には確信があります。
この単語はこういう意味!という思い込みや決めつけは無意味です。その作曲家、その曲、前後のシチュエーションで言葉は変わってきます。
常に適切な状況判断が求められますし、正解ということではなく、スッと腑に落ちる解釈、というものが求められるのだと思います。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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