よく聞き、よく見る

今日はコントラバスも練習に来てくれたのですが、ハイドンのファーストヴァイオリンのボリュームが足りないことが判明し、急遽1プルト追加しました。
ファースト3プルト、セカンド2プルト、ヴィオラ、チェロ、コントラバス1プルトで行くことにします。
さて、今日も椅子を隣の人と90度にセッティングしてもらい、隣の人の音をよく聞き、視界に入れながらの練習にしました。
音の密度が濃くなったような気がします。
弦楽器の人は隣の人が間違ったら、釣られて間違う場面が頻繁に見受けられました。それでいいんです(笑)。一緒にプルトを組む、ということはある種運命共同体です。
自分一人で手前勝手に演奏するのではなく、隣の人のことも気遣いながら演奏することによってオーケストラでの演奏になるんです。譜面にかじりついて隣を意識しないなんてのは、楽器が演奏できるうちには入らないんですね。
管楽器は、隣の音はよく聞けているようですが、1番奏者は2番奏者に対してもっと明確にザッツを出してリードしないとだめです。1番奏者はそういう意味ではもっとわがままになって「自分についてこい」とはっきり態度で示さないと、逆に2番奏者は付けにくいです。
2番奏者は付けることに対する姿勢は見受けられましたが、慎重になりすぎて遅れる光景があるようです。1番奏者のザッツに対して「こうしたいんだろう」というある程度の想像力は絶対に必要です。
もう一度書いておきます。いい演奏をするには、よく聞いて、よく見ることです。よく「見る」というのを忘れないでくださいね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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