指揮者の腕

指揮者の腕と言っても技術という意味ではありません。
指揮者って激しい曲を演奏しているときとスローな曲を演奏しているとき、圧倒的にスローな曲を演奏しているときの方が疲れるんです。
チェリビダッケなんかはものすごくゆっくりなテンポで振ることで有名な指揮者ですが、歳をとって運動能力が低くなったからゆっくりになったのではないはずです。
激しい曲とまではいわなくても快速の曲を振るときというのはある程度腕に反動もあるので、振っていること自体にストレスは感じないものですが、スローな曲というのは常に自分の腕を自分の腕の筋力で支えなくてはならない訳です。
これだけでもずいぶんと腕に負担がかかるものですが、その上、演奏をゆっくりコントロールするというのはそれだけ時間がかかる訳ですから、腕の負担は早い曲の何倍も、何ですね。
最近は、コンサートテンポで練習をしていますが、シューベルトの2楽章や、ハイドンの2楽章を振っていると本当に腕が痛くなってきます。
こればっかりは、どうしようもないと思うんですが、痛くならないいい方法ありますか?

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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