指揮のカンファレンス

Mixiで知り合ったプロの指揮者さんが「今度カンファレンスを開くので見学に来ませんか?」と誘ってくれました。
ドボルジャークの交響曲8番の練習をしたいという指揮者さんがいて、彼の練習をその人が見るというのだ。
私は指揮者をマンツーマンで習ったことがないし、コレペティトゥーアを付けて練習したのは、橋本喜久先生に池袋のコミュニティカレッジで習ったとき以来になる。
新桜台の小さなスタジオで行われたカンファレンスはわずか10分の第1楽章を1時間半みっちりさらう熱のこもったものでした。
特に技術的な指導がある訳ではないが、スコアを見ながら、どういう風に指揮を振るのか、それにコレペティトゥーアがどう付けるのか、どういう点に指導が入るのか、目をさらにして音楽を聴きまくりました。
ドボルジャークの8番はウィーンで聴いた思い出の曲で、大好きな曲ですが、こんなに熱心に聴いたのは初めてです。
ただ見ているだけで本当にいい勉強になりました。
どんなことでもそうですが、習得するには人の「真似」をすることです。「学ぶ」の語源が「真似ぶ」にあるのはご存知かもしれませんが、真似をするにはとにかく注意深く観察することです。
その意味では本当に疲れるくらいにじっくり見ました。そしていい勉強になりました。この勉強が今後の指揮に生きることは間違いありません。いいチャンスをもらえた私は本当に幸せです。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。