初見大会

申し訳ございません!と楽員一同で土下座したのは生まれて初めての経験でした(笑)。
作曲家本人を目の前にしての初見大会でしたが、それはまぁ、悲惨な初見大会でした(笑)。
小田倉さんは穏やかな方で怒り出されることはありませんでしたが、あの演奏ではモーツアルトもチャイコフスキーも激怒すること間違いなしですね。
しかし、私は演奏が悲惨だったことはあまり問題視していません。
そもそも、何故初見演奏をするか、というと、それは「楽譜を読む力」を養うためで、楽譜を読む力を短い期間でつけるには初見演奏にかなうものはありません。
初見演奏ですから出来なくて当たり前です。そこをまずは基本として、自分がどれくらい楽譜が読めるか、どれくらい自分の楽器を使いこなしているか、それを測りつつ鍛えるのが初見演奏です。
ですから、逆に「出来ないんだもん」と開き直って、音程は適当、音符の長さも適当、休符も休みも数えないなんて人間は何回初見やっても上達しません。
私が残念だったのは演奏がバラバラだったことではなく、「楽譜に食らいついていこう」というガッツが見られなかったことです。落ちたあとにヘラヘラしている暇があったら、周りの音を聞いて、楽譜を睨みつけて必死に戻れる場所を探さなくてはいけないのに、それが出来ている人が少なかった。
これが残念なんです。
もっともっと楽譜に対して真剣に、真摯に、誠実に向かい合うようにしないと、ただ音を出しているだけです。ただ音を出すことは演奏といわずに「騒音」というんです。
うちの楽団は技術は問いません。分かりやすくいうとヘタクソです。ヘタクソですが一生懸命やるからうちの楽団の存在価値があるんです。ヘタクソがチャラチャラやっているだけなら、それは音楽に対する冒涜です(それでなくてもうちの楽団はそう思われているんですから)。
楽譜を読む。もう一度この言葉の意味を楽員一同考え直してみましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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