エンターティンメント

今日は、姉妹楽団の文京区交響吹奏楽団の定期演奏会でした。
今回はなんと4部構成。吹奏楽オリジナル、マーチ特集、スタジオジブリ特集、そして松田聖子特集。なんと2時間半にも及ぶ長いステージでしたが、毎回毎回本当に楽しい演奏会を開いてくれます。
文京区交響吹奏楽団の楽団長は私の友人ですが、彼は「楽しむ」という事を中心に物事を組み立てる事が出来る人間です。
演奏している人間が楽しめるように、そして聞きに来てくれたお客さんが楽しめるように、そして、自分自身が楽しめるように、いつも最大限そこにポイントを置いているように思います。
彼は自分の楽団のみならず、うちのオケとの交流も常に考えてくれていて、前回はうちの演奏会で幕間に演奏を披露してくれて、今回は私たちに幕間演奏のチャンスをくれました。
うちの楽団からは4組が出演しました。どのチームも練習を一生懸命にやったのでしょう、なかなかいい演奏だったと思います。
しかし、ビデオのファインダーから見ていた限り、本当にアンサンブルで演奏する事の意味が分かっていたでしょうか?
アンサンブルで幕間に演奏する事の本当の意味は、観客を楽しませ、自分たちが楽しんで演奏する事です。自分たちは楽しかったようですが、本当に観客を楽しませるエンターティンメント性はあったでしょうか?
私は選曲や、曲の時間を含め、ステージ上の皆さんの様子についても、まだまだだと感じています。
自分たちの演奏会の時にもアンケートに書かれますが、ステージに乗ったら演奏者としてパフォーマーとして、もっと堂々とすべきだし、所作や振る舞い、挨拶の仕方は歩き方。
もっと言えば、皆さんの表情に楽しそうな雰囲気が感じられなかったのは私だけでしょうか?
緊張した面持ちの奏者の演奏を聴く方がリラックスできるでしょうか?
今回はいい勉強になりました(次の機会がもらえるかどうか分かりませんが)。私自身はこの事をしっかり考えて、次の演奏会で如何にエンターティンメントを追求してみようと思います。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。