楽譜に書いてあること

なかなか練習が捗らない楽器初心者。またはウィークデーにはなかなか楽器をさわることが出来ない皆さん。
毎週毎週口うるさい指揮者に色々言われるのはうんざりでしょう(笑)。少しでもいい演奏をするために、皆さんに欠けているのは基礎練習だ、ということは何度もここで書いて来ました。
ここ数週間、私が練習の合間に皆さんに「meno mosso」の意味は何でしょう?と聞いているのに辟易としている人もいるでしょう(笑)。
でも、答えられる人は少ないみたいですね?みんな私が質問をすると、目を伏せたり楽譜を見ていたりするばかり。
楽譜に書いてある音符だけを演奏しているから、指揮者から指摘を受けるわけです。
Andante con animaと書いてあって、その文字を読まずに無視をした演奏をすれば、必ず合奏は止まります(指揮者が止めます)。
アンダンテ コン アニマの解釈は人それぞれでしょう、だから指揮者が必要なのですが、アンダンテのテンポは指揮者が出すとして、コン アニマは演奏者の側で表現しないとならないわけです(勿論指揮棒でその指示はしますが)。
チャイコフスキーの楽譜はいっぱい「文字」が書いてあります。
今週は楽器がさわれないから、というのならせめて楽譜を開いて、文字に意味を書き添えてみてはいかがでしょう?
そこからイメージが広がり、より「表現的」な演奏が出来るようになりますし、いつまでも文字を無視していてはつまらないと思いませんか?

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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