指揮者のひともぢです。
うちの楽団は毎回の練習を大切にしています。本番の演奏会を成功させる為に練習をしているのではなく、積み重ねた練習の成果をお客さんに聞いてもらうために演奏会を開いているのです。
よく聞かれるのですが、どれくらいのレベルだとオーケストラに入れますか?と。
簡単に言えば、例えばヴァイオリンならサードポジションを習って、ビブラートをかけられるようになれば、なんとかなりそうです。
然し、ここで多くのヴァイオリン奏者は思うでしょう。特に大人になってから楽器を始めた人は、3年経っても、5年経っても、先生はサードポジションもビブラートも教えてくれない、と。
ここが肝なんですが、ちょっとたとえ話をします。
自動車の教習所で、「ヒールアンドトウ」を習った人いますか?そもそもオートマ免許の人はこの単語が何を意味しているのかわからないと思います。
そして意味がわかる人でもそんな人はいないでしょう。
レッスンの先生にも色々な人がいますが、殆どの先生は皆さんをプロにしようとは思ってないと思いますので、技術的な上達よりも音色であったりとか、基礎力に力を入れざるを得ないのだと思います。
然し私はそれは話が逆で、流行りの言葉で言えば「裏返しだ!!」となるのです。
アマチュアだろうがプロだろうが楽譜は一緒です。テンポが明らかに違えば奏法も違って良いとは思いますが、少し遅いくらいのテンポであれば、要はやることはプロと同じなのです。
プロと同じだけ技術があればプロになってるでしょう(笑)。
であれば、先生にアマオケでこの曲やってます。と正直に言ってプロの技を伝授してもらうのが早いです。
プロのことはプロが一番よくわかってます。下手の考え休むに似たり、と言う諺がありますが、正にその通りです。
出来ないところも、分からないところもプロに聞くのが一番ですよ。
先生の中には「そのレベルでアマオケに入るのは早い」という人もいると思いますし、それは多分正論だと思います。
だったらお金を払っているんですから、喧嘩腰にならずに「アマオケに入れるレベルにして下さい」と伝えてレッスンしてもらうべきです。
目的と手段、方法が、逆の人がアマオケには多いなと感じます。
うちのオケなら実践の場は確保できます。初心者でも、ブランクのある人でも、合奏初めての人でも大歓迎です。
いきなり入団が恐ろしければ、12月28日に杉並公会堂に来てください。どんなオーケストラか一目でわかります。
ブログランキング頑張ってるんですが中々上がりません。
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楽員しかここ見てないのかなぁ。
2位じゃダメなんですか?
ダメです。1位じゃないと。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。